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6月27日の高校野球 北海道

2021年6月28日04時00分

 27日は札幌麻生球場でも試合が始まり、札幌、室蘭地区で8試合があった。札幌地区では札幌平岡、札幌南、札幌龍谷、北星大付がコールド発進し、札幌開成は九回に逆転サヨナラ勝ちした。室蘭地区では浦河が延長戦で伊達開来を破り2回戦に進出した。28日には函館地区、旭川地区が開幕し、南・北大会合わせて13試合が行われる。

     ◇

 伊達緑丘が最後の単独出場となる今大会の初戦を完封勝利で飾った。部員は9人と少ないながらも、好機を生かして着実に点を重ねての勝利。試合後には球場に「緑丘高校 夢多し」と、校歌が響いた。

 伊達緑丘と伊達が合併し、今年度から伊達開来が新設された。今大会にも伊達開来として初出場し、伊達に在籍していた2、3年生と、伊達開来に入学した1年生で戦う。

 一方、伊達緑丘も在校生が卒業するまでは存続しており、2、3年生のみで出場した。ただ、部員は3年生が8人、2年生が1人。来年は9人そろわない見通しで、今大会が最後の単独出場になるという。

 学校創立の1983年に始動した伊達緑丘野球部。区切りとなる今大会の戦いを見届けるため、スタンドでは緑色のユニホームを着た吹奏楽部が演奏し、生徒約50人も「緑」などと書いた手作りのうちわを手に応援した。保護者やOBも数多く駆け付けた。

 期待に応えるように、選手たちは多くの見せ場を作った。越橋宗次郎投手(3年)は要所を締めて完封。「1人になるのはすごく寂しい」と話していた唯一の2年生の中村関汰選手も、三回には安打で出塁し追加点のホームを踏んだ。チームは10盗塁を積み上げ、その度にスタンドがわいた。

 「球場に校歌を流すことが使命でしたから」と満足げな表情を見せた吉田和弘監督は、今年度で定年退職を迎える。郡司泰成主将(3年)は「監督や応援してくれるみなさんに、一つでも多く勝ちを届けたい」。次は春の道大会準優勝の北海道栄に挑む。(川村さくら)

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