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夏の高校野球、南北海道で開幕 全国大会は8月9日から

2021年6月26日11時31分

 第103回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)は26日、49代表を決める地方大会が全国のトップを切って南北海道で開幕した。昨夏は新型コロナウイルスの感染拡大により地方大会、全国大会ともに中止となっており、2年ぶりの開催となる。

 円山球場で行われた札幌地区第1日は札幌工―北広島西の対戦で幕を開けた。監督や控え選手はマスクを着用、安打や好守備には客席から拍手が送られた。試合は札幌工が15―1で五回コールド勝ちした。

 南北海道では観客を収容人員の50%か5千人の少ない方を上限とした。入場者にもマスクの着用や隣とは最低1席分を空けての着席などを求める。札幌地区の開会式は、15日の組み合わせ抽選時に主将のみが参加して行われた。

 日程が順調に進めば、7月18日に沖縄で最初の代表校が決まる。8月2日の東・西東京で全代表が出そろい、全国大会は8月9日から17日間(休養日3日を含む)の日程で、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれる予定。

   ◇

 地方大会の開催にあたっては、朝日新聞社と日本高校野球連盟が策定した「新型コロナウイルス感染防止対策ガイドライン」をもとに、地域の状況にあわせた対策をとります。

 ■感染対策徹底・五輪の影響も

 コロナ禍で迎える第103回全国高校野球選手権の地方大会。感染拡大が懸念される中、各地で対策が進んでいる。東京五輪の影響で、首都圏では例年と違った対応も迫られた。

 東京は7月3日に東・西大会ともに開幕する。有観客による観戦となる方向で、東・西大会いずれも準決勝以降、東京ドームで行われるのが特徴だ。例年は神宮球場が会場だが、五輪に向け資材置き場などに使われるためで、「めざせ東京ドーム」が球児たちの合言葉になっている。

 都高野連が25日に発表した新型コロナ対策のガイドラインによると、東京ドームでは吹奏楽の応援が人数制限の上で許可される見込み。ただ、スペースが狭いほかの球場では禁止。メガホン、太鼓、笛などの鳴り物を使った応援も禁止だ。音響機器を持ち込み、録音した校歌などのメロディーを流すことも認められないという。

 新型コロナ感染の深刻な状態が続いてきた大阪府は4月中旬から部活動は公式戦がある場合などを除き原則中止に。6月11日に再開したが、最初の2週間は「平日1時間のみ」など制限付きだった。ある公立高校の監督は「体育は普通にできるのに部活はできなくて歯がゆい。大会まで時間が足りない」と嘆く。

 大阪大会の開幕は7月16日。同11日までは、まん延防止等重点措置のため、特に公立校は他校との練習試合などができない状態が続く。練習は2カ月近く、試合は3カ月以上できないまま夏本番を迎える学校もある。府高野連の伊原登理事長は「練習不足でけがや熱中症が心配」と話す。

 府高野連のガイドラインでは、感染で臨時休校になれば部内に感染者がいなくても試合に参加できない。春の大会では10校以上が棄権を余儀なくされた。伊原理事長は「今年は2年ぶりの選手権で特別な大会。みんなが参加できる状態でやりたい。観戦する人にも感染対策に気をつけてほしい」と切に願う。

 府高野連は28日にある大阪大会の抽選会で、感染防止対策を各チームに周知徹底する。開会式は実施しない。

 大会中、上限5千人などの条件で観客は認めるが、チケット購入時に「大阪コロナ追跡システム」の登録を求め、入場時に検温や手の消毒もする。応援は手拍子や拍手はできるが、声を出したり、楽器を使ったり、立ち上がって踊ったりするのは禁止としている。

 沖縄大会は全国で最も早い6月19日の開幕を予定していたが、緊急事態宣言などを受けて、大会の開幕が7月3日に延びた。

 沖縄県高野連は大会開幕後も宣言期間中は無観客にすることを決めた。3日の開始式は、会場となるコザしんきんスタジアム(沖縄市)で第1試合を戦う両チームの選手や指導者、大会関係者らだけが参加する。

 県立学校は休校になった今月7~20日は部活動ができず、対外試合はいまも禁止されたままだ。

 県立美里工(沖縄市)の神谷嘉宗監督(66)は休校期間中もズームやラインで選手と連絡を取り合い、体力を落とさないよう助言を続けた。それでも、21日に再開した練習では打撃の感覚などにずれが見られたという。

 練習時間も平日90分、土日休日は2時間以内に制限されている。長丁場になる試合で選手たちが熱中症にならないかも心配だ。「厳しい条件だが、出来ることをやるしかない。シート打撃や紅白戦で実戦への感覚を磨き続けたい」と話した。

 7月10日開幕の岐阜大会は原則無観客で開催される。保護者らについては負傷や熱中症などで選手をケアする「運営協力隊」として各校300人を上限に球場入りを認める。今後のコロナの感染状況によっては、一般客の入場を認める可能性はあるという。

 各校が集う開会式は中止。岐阜市の長良川球場の第1試合に出場する2校の主将が選手宣誓をする「開始式」を行う。

 愛知大会(7月3日開幕)には全国最多179チームが参加する。感染防止対策を徹底し、1回戦から観客を入れる。球場収容人数の半分以下か、5千人のいずれか少ない方とする。

 入場口で検温を実施。来場者に紙を渡して名前や座席の位置、番号を記入してもらい、退場時に紙を回収する。ブラスバンドの入場は当面禁止。応援曲を録音してスタンドで流す。

 7月10日開幕の三重大会では、3回戦までは保護者ら学校関係者を各校300人程度、一般客を400~500人程度に制限する。準々決勝以降は、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて判断する。

 出場64校が集う開会式は中止。ブラスバンドの演奏や録音での応援は認めず、拍手や洋太鼓のみの応援となる。

 各地の大会でも、感染予防対策が最重要になっている。多いのは、例年なら全チーム、すべてのベンチ入り選手が参加する開会式の簡素化だ。メイン球場の開幕試合を戦う2チームのみや、あるいは複数の球場ごとに開幕日の第1試合を戦う2チームのみといったように規模を大幅に縮小して「開始式」としてセレモニーを行う大会が目立つ。

 秋田、神奈川、静岡の各大会は、開始式のような形を含めて開会セレモニーを中止した。

 秋田は7月9日に4球場で開幕する。それぞれの球場の第1試合を前に、場内アナウンスを担当する生徒が開幕を宣言するだけだ。「球児関係者が一つの球場に集まることが感染リスクを高める」というのが理由だ。

 神奈川は開会式はないが、選手宣誓は行う。今月5日の抽選会では103人の立候補があった。静岡は今月21日、7月4日に予定されていた開会式の中止を決めた。県の新型コロナウイルス警戒レベルが5(特別警戒)であることを受けたもので、10日の開幕日には、一部の球場で功労者表彰が行われるのみで、静かな開幕となる。

 東京五輪の影響もある。千葉大会は例年7月10日前後に開幕するが、今夏は初めて6月に前倒しした。メイン球場「ZOZOマリンスタジアム」(千葉市)が五輪競技会場の「幕張メッセ」に道路を挟んで隣接するため、警備や交通混雑の事情を考慮して日程が重なるのを避けたという。

 日程が例年より前倒しになったため、大会に参加する高校の期末テストの実施日程とも重なるようになった。そのため、2回戦終了後に、試合が一切ない4日間の休養日を設けている。

 また、五輪の野球、ソフトボール会場の横浜スタジアムと福島県営あづま球場は、今年は高校野球の会場としては使わない。

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