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球場だめ、でも応援したい 吹奏楽部のサプライズに涙も

2021年6月21日11時13分

 7月10日に開幕する第103回全国高校野球選手権奈良大会(朝日新聞社、奈良県高校野球連盟主催)は、コロナ禍のため、吹奏楽による応援ができない。奈良北高校(生駒市)の吹奏楽部員たちは考えた。球場がだめなら学校のグラウンドで。20日、サプライズで野球部員の前に立った。

 午前10時前、野球部員がグラウンド整備などをしていた。突然、楽器を持った約30人の吹奏楽部員がグラウンドに下りてきた。集合の号令がかかる。約50人の野球部員が駆けより、向かい合って並んだ。

 演奏が始まった。「栄冠は君に輝く」「コンバットマーチ」など。最後に、吹奏楽部員たちが全員で声をそろえた。

 「勝て勝て奈良北」

 野球部マネジャーの聖谷(ひじりたに)礼さん(3年)は涙を流した。「みんなが頑張ってきた姿の映像がフラッシュバックしてきました。応援してくれたのがうれしい。でも、やっぱりコロナのせいで、来てもらえないのが悔しくて」

 聖谷さんも小学生のとき、野球をしていた。最後の試合で力を出し切れず、悔しい思いをした。この夏、選手たちには悔いを残してほしくない。「みんなの力になれるよう全力でサポートしたい」

 吹奏楽による応援の禁止が発表されたのは5日前だ。吹奏楽部の谷村厚顧問が3年生9人を集めて聞いた。「何かしたい?」。3年生たちが話し合った。「応援がしたい」。練習できるのは、わずか2日しかなかった。

 例年なら応援に9曲ほどを用意するが、今回は4曲。吹奏楽部の3年生も8月のコンクールを最後に引退する。部長の田中千裕さん(3年)が力を込める。「お互いに次が最後。悔いのないよう頑張ってほしい」

 田中さんと野球部主将の中地悠大(ゆうだい)さん(3年)は同級生だ。野球部の練習が終わっても、練習を続ける吹奏楽部を見てきた。学校の中庭であった演奏も聴きにいった。「この前の演奏、すごかった」と田中さんに伝えたこともあった。

 サプライズのエールを受け、中地さんは意気込む。

 「今日、応援してもらったのは、とてもありがたい。一戦一戦、期待にこたえ、いい報告をしたい」(渡辺七海)

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