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夏の高校野球、千葉大会の組み合わせ決まる

2021年6月9日10時30分

 第103回全国高校野球選手権千葉大会の組み合わせ抽選会が8日、千葉市の県総合スポーツセンターであり、出場を予定する170校157チームの対戦相手が決まった。2年ぶりとなる大会は、30日に開幕する。同日はZOZOマリンスタジアムで開会式があり、7月1日から1回戦が県内各球場で始まる。

 「いよいよはじまります」。県高野連の酒匂一揮会長があいさつし、組み合わせ抽選会が始まった。

 今年はコロナ対策のため、抽選会場には出場校からは主将ら部員1人が入った。例年なら会場内で見守っていた引率の教師らは、同じ建物内の別会場からネット中継で見届けた。

 最初にくじを引いたのは春季県大会で初優勝した千葉学芸。校名が呼ばれると、会場には斎藤聖弥主将(3年)の引き締まった返事が響き渡った。シード校の専大松戸、県船橋、成田はそれぞれ別のブロックに割り振られた。

 抽選会後、注目校の主将は、大会本番に向けた思いを語った。

 千葉学芸の斎藤主将は「春の県大会で優勝はしたが、本命は夏。チャレンジ精神を忘れずに目の前の試合をやっていきたい。専大松戸とは決勝でぶつかりたかったので、違う山になってうれしい」と話した。

 今春の選抜大会の出場校で、春季関東大会を制した専大松戸の石井詠己主将(同)は、「千葉は強豪がひしめいている。追われる立場を感じているが、チャレンジャー精神で夏も制したい」と意気込んだ。

 第102回大会が中止になった昨年、独自大会で優勝した木更津総合の山中海斗主将(同)は、「甲子園出場を懸けた大会がはじまるので楽しみ。甲子園がない中でもモチベーションを落とさずに結果を残してくれた昨年の3年生に、この夏の千葉大会優勝で恩返しをしたい」。

 2019年に春夏連続で甲子園に出場した習志野は、その時と同じく「ダブル主将」で夏に挑む。主将の一人の乗松唯人選手(同)は「一人ひとりの能力が高くない分、先輩たちのように接戦で泥臭く勝ちをつかめるように戦っていきたい」と話した。

 県船橋の筒井俊介主将(同)は、「春の4強入りは、コロナで練習時間が限られる中で質を考えてできた成果。春に負けた専大松戸に勝ちたい」。成田の永名悠平主将(同)は「春は3―1で負けた千葉学芸が同じ山にいる。次こそは倒したい」と意気込んだ。(竹中美貴、上保晃平)

     ◇

 開会式は30日午後3時から無観客である。試合は7月1日に始まり、19日までの11日間に、県総合スポーツセンター野球場など11球場で実施。5~8日は各校の試験期間のために中断し、9~11日に3、4回戦、13日に5回戦、15日に準々決勝、17日に準決勝、決勝は19日にある。

 各試合の観客については、開会式と4回戦までは原則無観客とし、各校の登録部員数の3倍の人数枠を上限として、学校関係者と保護者だけが入れる。

 5回戦以降は、ZOZOマリンスタジアムである試合は、総入場数5千人を上限に、優先される学校関係者を差し引いた席数を一般客に販売する。販売方法などは今後公表する。

 優勝校は8月9日から兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で予定されている第103回全国高校野球選手権大会に出場する。

 ■Aブロック

 今春の県大会で57年ぶりに4強に進んだ県船橋や、2019年の101回大会準優勝の八千代松陰、同4強の市船橋など強豪がひしめく。

 県船橋は主軸の安東ら打線が好調。最速138キロのエース荒井を中心にまとまりがある。春季県大会では準々決勝を延長サヨナラで勝ち上がるなど、粘り強い戦いぶりが光った。

 八千代松陰は2年生の森や、キレのある球を投げる二瓶、村山らの投手陣を打線が援護できれば上位が見えてくる。

 07年以来の甲子園を目指す市船橋は、長打力のある松丸、広角に打てる渡辺らつながりのある打線で、経験豊富なエース中村らを援護したい。

 銚子商や千葉商、印旛明誠などの古豪も上位をうかがう。

 ■Bブロック

 今春の選抜大会に出場し、春季関東大会で初優勝を果たした専大松戸が総合力で頭一つ抜けている。

 専大松戸は抜群の制球力があるエース深沢を中心に、岡本、中舘と春に経験を積んだ投手陣が控える。打撃は奥田を主軸に下位までつながり、足を絡めて好機を逃さない。関東大会で2試合連続本塁打を放った加藤にも期待だ。

 続くのは春の県大会3回戦で、木更津総合を8―6で破った東京学館浦安。経験豊富なエース山本は制球のいい直球で打ち取る。投手陣を中心に守りから流れをつくる。

 Cシードの流通経大柏、東海大市原望洋のほか、甲子園経験のある市銚子、我孫子などが、専大松戸の勢いを止められるかが注目だ。

 ■Cブロック

 春季県大会4強の成田や、昨夏の独自大会を制した木更津総合、2019年の101回大会覇者の習志野が軸になりそうだ。

 11年ぶりの甲子園出場を目指す成田は、横手投げのエース永名と強肩の中村のバッテリーを中心にチームにまとまりがある。俊足巧打の尾島や強打の伊藤海らを軸に打線は切れ目がない。3年ぶりの甲子園を狙う木更津総合は、主将山中を中心に昨年よりも打力がある。投手陣は、最速145キロの速球が武器の島田や制球力のある横手投げの神子と層が厚い。

 習志野は、古賀ら2年生投手を杉山や飴谷を中心とした野手が支える。接戦での粘り強さを鍛え、101回大会の「逆転の習志野」の再来を目指す。日体大柏も上位を狙う。

 ■Dブロック

 今春の県大会で初優勝を果たした千葉学芸が勢いに乗っており、戦いの中心的な存在になりそうだ。

 千葉学芸のエース北田は、変化球を主体にした巧みな投球が持ち味。打線では春季関東大会までに高校通算58本塁打を放った強打者・有薗の後には、広角に打ち分ける4番板倉が続き、投打に隙がない。

 18年夏の西千葉大会優勝校の中央学院は、経験豊富なエース細谷が150キロの速球を投げる。打撃面では森と片山が軸となる。

 この2チームを、今春ベスト16入りの我孫子東、東京学館船橋が追う。我孫子東は多彩な変化球で的をしぼらせない藤原が守備の中心。蜂須賀、木村の長打力をいかし、足も絡めて得点を狙う東京学館船橋も侮れない。

 ■「堂々とした姿を」 選手宣誓 天羽・北見空主将(3年)

 選手宣誓は、選手権大会の数にちなんで、「103」番のくじを引いた天羽の北見空主将(3年)に決まった。「堂々とした姿を見せたい」と意気込む。

 くじを引く前、チームメートから「お前なら引きそう」と言われたが、本気にせずに「そんなことはないよ」と冗談っぽく返していた。しかし、実際にくじを引いて、「びっくり。はじめはわくわくよりも不安が多かったが、徐々に実感が湧いてきた」と明かす。

 小学2年から野球を始め、中学以降はいつも主将を務めてきたという北見主将。声でチームを鼓舞して引っぱってきた。人前で話すのも苦手ではない。

 チームは13人と少数だが、目標の2回戦突破に向け、チーム一丸となってきた。「コロナ禍でも、野球ができる感謝を伝えたい」(小木雄太)

 ■「育成功労賞」に、銚子商・真弓(まゆみ)旭さん

 日本高野連と朝日新聞社が高校野球の発展に貢献した指導者に贈る「育成功労賞」に、銚子商の真弓(まゆみ)旭さん(61)が選ばれた。同校野球部の部長を2001年から務め、05年には10年ぶりの夏の甲子園に導いた。指導者になる契機は同級生との再会だった。

 1974年の銚子商夏の全国制覇に感化され、同校に進学。ただ、高校時代はバレーボール部に所属。90年に教員として同校に戻ってきた。しかし、95年に春夏連続甲子園に出場して以来、結果が出ず、00年に斉藤俊之(としゆき)さんが新監督に就いた。74年の優勝を導いた名監督・斉藤一之さんの長男で、真弓さんの高校時代の同級生だった。

 「真弓、たのんだよ」

 再会した俊之監督の一言で、野球経験がないまま、翌01年に部長になった。「監督はグラウンドでしか生徒を見られない。学校生活がきっちりとできる人間こそが勝てる」と、学校生活を厳しく見てほしいと頼まれた。

 練習は朝4時から夜は11時までの、野球漬けの日々。俊之監督からは「どうしたら勝てるか、好きなことを言っていいよ」とベンチにも入れてくれた。野球のことが分かるようになるほど楽しくなり、「いつの間にか野球から離れられなくなった」という。

 05年に10年ぶりの甲子園出場を決めた夜、バスで学校に戻ると、校門は出場を喜ぶ地元の人でにぎわっていた。「やっと勝ったんだな」。実感が湧いた感慨深い瞬間だったという。

 子どもたちの力を引き出すのが野球だと思っている。「こんなに死ぬほど練習したのになんで勝てないんだろうと思うことがある。社会にでたら当たり前のそういう世界を、子どもたちに見せることができるんです」。野球を通した子らの成長を、ずっとそばで見守りたいと思っている。

 ■ガイドラインで新型コロナ対策 県高野連

 千葉県高校野球連盟は、第103回全国高校野球選手権千葉大会の「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」を策定し、同連盟のホームページ(https://chbf.or.jp/別ウインドウで開きます)で公表した。出場するチーム関係者には、「密閉・密集・密接」の3密を徹底的に回避するように呼びかけている。

 策定したガイドラインでは、球場に入る選手や指導者、保護者らには、試合当日に「検温確認表」の提出を求めている。また、観戦時の応援は拍手のみで、1カ所に集まって盛り上がることや、タオルを回す行為などは禁止する。

 また、今後の感染状況や自治体の方針などを踏まえ、状況に合わせた対応をとっていくとしている。

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