スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

高校野球の育成功労賞に初芝立命館の竹谷周久さん 大阪

2021年6月8日08時52分

 日本高校野球連盟と朝日新聞社が高校野球の発展に貢献した人に贈る育成功労賞に、大阪府内から初芝立命館高校(堺市東区)の責任教師、竹谷(たけや)周久(ちかひさ)教諭(61)が選ばれた。1983年に初芝(現初芝立命館)に赴任して以来、野球部の指導に携わり、監督だった2002年の夏の大阪大会では準優勝に導いた。

 小学校高学年のころ、職員室で明星高校が戦う甲子園の試合が放映されていた。「それを見たとき、ふとプロ野球選手か高校野球の監督になろうと思ったんです」と竹谷さん。地元の府立泉南高校(統廃合でりんくう翔南に)を卒業後、保健体育の教員免許が取れる大阪体育大学に進学した。

 大学2年のころ、竹谷さんのもとに母校から打診があった。「野球部の監督が不在になった。一時的に夏の大会の監督をしてくれないか」。監督を引き受けたその夏、泉南は大阪大会でベスト8の好成績を残した。采配や指導の楽しさを感じたという。

 しかし、初芝に教諭として赴任してからは部員との距離感に悩んだ。当初は「若造」とあだ名を付けられ、なめられた。母校での成功経験も足かせになっていた。母校では先輩ということもあって慕われ、「監督って簡単や」と思っていたからだ。

 指導者のあり方が分からず、威厳を保とうとして高圧的になったこともあった。練習に一緒に参加したり、家に部員を呼んで食事を一緒にしたり。理想の指導者像を模索した。

 監督に就任してからも母校監督時代のベスト8はなかなか超えられなかった。それでも「高校野球をやるからには甲子園を目指す」。他校の指導者たちにアドバイスを求め続けた。

 行き着いたのは、強要しない指導だ。選手たちに、なぜその行動をしたのか、次はどんなプレーが必要だと思うか。質問を投げかけた。「子どもたち自身から答えや力を引き出すようにすると、期待以上のことをしてくれるようになった」と竹谷さんは話す。

 92年秋、ようやく秋季大会で府ベスト8になった。指導も積み重ねができて、部のまとまりも出てきたころだった。「自分の記録が破れず苦しかった。ようやく『よし』と思えました」

 赴任当初から野球部専用グラウンドはなく、練習できるスペースも時間も限られている。練習前にグラウンドでするべきことは何か考えさせる指導は今も続く。「私は野球に育ててもらった。野球に恩返しをしたい」。教え子を夢の甲子園の舞台に立たせるために、協力は惜しまないつもりだ。(甲斐江里子)

関連記事

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ

各地の情報

LIVE中継あり

スコア速報あり

代表校決定

開幕前
開幕後
本日試合あり
北海道
東北
関東
北信越
東海
近畿
中国
四国
九州・沖縄