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「右文尚武}探求 高校野球育成功労賞に楠目さん

2021年6月8日09時30分

 高校野球の発展に貢献した指導者を、日本高校野球連盟と朝日新聞社が顕彰する今年度の育成功労賞に、土佐高で野球部長や監督を歴任した楠目(くずめ)博之さん(63)が選ばれた。高知県内屈指の進学校を甲子園に3度導き、「右文尚武(ゆうぶんしょうぶ)」(文武両道)を探求した手腕が評価された。

 野球か、勉強か。教えてきたのは、そんな二者択一ではない。どちらにも打ち込んだことで手に入れられる「自信」を得て欲しいという思いだ。

 土佐の練習時間は、1日3時間にも満たない。効率的に練習できるようにと、毎日バッティングピッチャーを買って出た。投球数が300を超える日もあったという。「投げるごとに生徒と会話をしているような毎日だった」と振り返る。

 香美市土佐山田町で生まれ育った。世は巨人の「V9」時代。王貞治さんや長嶋茂雄さんらスーパースターの活躍に導かれるように野球を始めた。

 土佐高に進み、籠尾(かごお)良雄監督(故人)との出会いが、その後の人生を大きく変えた。「野球だけでなく、人としてのあるべき姿の全てを学びました」。関西学院大を経て進んだ京都大丸野球部から母校へ誘ってくれたのも籠尾氏だった。

 1989年、監督だった籠尾氏を支え、部長として初めて甲子園の土を踏んだ。常にグラウンドを全力疾走する土佐の姿に感銘を受けた作詞家の阿久悠さん(故人)が「白い風が吹く」と題した詩を贈ったのは、このときだった。

 「練習時間が短いから、学校で生徒は常に全力疾走。いつも通りのことをしただけなのに阿久さんの目にとまったようです」

 93年、2016年の選抜大会にも出場。1996年夏の高知大会決勝で明徳義塾と延長十三回までもつれた末に惜敗した一戦は、野球ファンの語り草だ。

 昨年度で野球部の指導に一区切りを付けた。

 「生徒の一途な気持ちに向き合う日々だった。球児たちには、与えられた環境の中で野球にも勉強にも、全力を出し切って欲しい」と話した。(羽賀和紀)

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