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専大松戸が初優勝 春季関東地区高校野球大会

2021年5月24日09時00分

 【千葉】第73回春季関東地区高校野球大会(関東地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)は23日、甲府市の山日YBS球場で決勝があった。専大松戸(千葉2位)は、関東第一(東京2位)を7―6で破り、初優勝を果たした。序盤からリードを広げた専大松戸は、九回に6点差から1点差まで迫られたが、最後は振り切った。県勢が優勝するのは2011年の習志野以来、10年ぶり。

     ◇

 六回表、関東第一の先頭打者が初球を捉え、センター方向へ鋭いライナーを放った。両ベンチも抜けたと思った瞬間、専大松戸の遊撃手・石井詠己(えいき)選手(3年)が球に飛びついた。相手側の保護者たちがいたスタンドもどよめくほどのファインプレーだった。

 球に届いたのは偶然ではない。石井選手は相手打者の打撃を分析し、守備位置を変えていたという。「相手はアウトコースもしっかりセンターに打ってくるいいバッター。2、3メートル二塁の方へと寄っていた」

 今春の選抜大会後、主将が石井選手から同学年の吉岡道泰選手に代わった。選抜の初戦。レフトを守る吉岡選手は打球に飛び込んだが、わずかに届かず、試合を決定づけるランニング本塁打になってしまった。主将交代は、吉岡選手に奮起を求める持丸修一監督の狙いだった。持丸監督は「石井を信頼しているからこそできたこと。石井は人間的にできている」と話す。

 この日の決勝でもチームを精神的に支えた。相手の猛攻にあった九回、石井選手は終始笑顔で仲間に声をかけ続けた。点差が詰まり、中舘宙投手(3年)にボール球の先行が目立った場面では、大きく手を広げるしぐさを見せ「楽に構えていけ」と伝えた。

 優勝を決めても、専大松戸のメンバーがマウンド上で喜ぶ姿を見せることはなかった。勝利が見え始めた時、石井選手は近くにいた大森駿太朗選手(2年)らから、「石井さん、(マウンドに)行くんですか」と聞かれたという。「我慢しよう」と答えた。

 「喜ぶのは夏の千葉大会優勝、そこだけでいい」(竹中美貴)

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