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オリックス山下舜平大 高3の2カ月「一番つらかった」

2021年5月25日09時15分

 コロナ禍で中止となった昨年の第102回全国高校野球選手権大会。涙をのんだ昨年の高校3年生世代から、現役選手たちへのエールを伝えます。

■オリックス・山下舜平大投手(福岡大大濠出身)

 春の選抜大会に母校が出場しました。試合はウェートルームのテレビで見たり、練習後に携帯で確認したりしました。

 「自分も負けていられないな」

 昨秋の九州王者、大崎(長崎)などに勝って準々決勝まで進んだ後輩たちに刺激を受けた一方、うらやましくも思いました。

 昨年、春に続き、夏の甲子園まで中止になった時は、ただただ現実を理解できず、「大会があるんじゃないか」とどこかで思っていました。

 一番つらかったのは、約2カ月間、全体練習がなくなったことです。みんなで練習ができないことがこんなに苦しいのか、と。

 「僕たちは何もなく、高校野球が終わるのか」。そんな風に思っていましたが、独自大会を開いてくださり、福岡地区の決勝まで進むことができました。最後に何かをして終われてよかったと思いました。

 甲子園球場には8月末に開催された「プロ志望高校生合同練習会」で初めて行きました。

 それまではテレビで見ていただけの場所。「スタンドに人がたくさん入っていたら、すごいんだろうな」ととても興奮しました。

 高校野球に3年間を捧げてよかったと思っています。負けたら終わりのトーナメントを戦う面白さ、仲間と戦う楽しさがそこにはありました。

 負け続けて悔しい思いをし、甲子園には出られず、最後の夏は大会自体が中止になってしまいましたが、それも生きていく上で頑張れる材料にできます。プロに入ることもできました。

 プロに入ってまだわずかですが、高校野球とは、かなり違いがあると感じています。

 練習メニューの量や質だけでなく、年の離れた先輩もいます。シーズンは試合をしながら状態を上げていくことができるので、トーナメントとは違う面白さがあります。今年1年間はプロで戦える体づくりや基礎からしっかりやっていきたいと思っています。

 まだ、新型コロナウイルスは全然、落ち着いていません。いまも、いつ、何があるか分かりません。急な活動停止もありえると思います。

 毎日、練習をするのはきつく感じる時もあると思いますが、できる時にしておいた方が良いと思います。仲間と一緒に野球ができる環境に感謝してほしいと思います。一日一日を大切に、野球を楽しんでほしいです。(構成・佐藤祐生)

     ◇

 やました・しゅんぺいた 2002年生まれ。福岡大大濠高では最速153キロの本格派として注目され、昨秋のドラフト1位でオリックスへ。右投げ右打ち。身長189センチ、体重93キロ。

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