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札幌日大が初優勝、北海道栄下す 春季北海道高校野球

2021年6月1日13時00分

 第60回春季道高校野球大会(道高野連など主催)の全道大会は31日、札幌円山球場で決勝があった。2018年に準優勝の札幌日大と、30年ぶりの優勝を狙う北海道栄が対戦。札幌日大が息詰まる接戦を3―2で制し、大会初優勝を果たした。今大会は新型コロナウイルスの感染対策のため、無観客で行われた。

 ■感謝を胸に熱投

 昨年から導入された週500球の投球制限。札幌日大のエース前川佳央投手(3年)は全道大会で準決勝までの3試合を完投し、この日の決勝はあと80球しか投げられなかった。

 試合開始前、前川投手はマウンド上で帽子をとり、いつも通りグラウンドへ深く一礼した。球数制限ぎりぎりの四回まで投げて1失点に抑えると、マウンドを中学時代からのチームメート、高谷舟投手(3年)に託した。

 交代前の五回表には自ら本塁打を放った。「とられた分は取り返して高谷に預けたかった」。高谷投手が試合を締めると、ベンチの前で肩を抱き「ありがとう」と伝えた。

 昨秋の準々決勝でコールド負けした悔しさから、投手陣と1カ月間に300本のシャトルランをこなしてきた。試合で野手に助けてもらうには、練習で自分たちが苦しい思いをしなくてはいけない。全道大会はすべて2点差以内の接戦と厳しい戦いだったが、練習で培った粘り強さが光った。

 胸にいつもあるのは感謝の気持ちだ。チーム、高校のある北広島の人たち、さらにはグラウンドにも感謝を忘れない。「一つ一つ、粘り強い野球をして勝ち続けたい」。エースとしての使命感を胸に、夏へ気持ちを新たにしていた。(川村さくら)

 ■バット磨いて意地の一本

 2点を追う八回裏、北海道栄の川越亮輔選手(3年)に先頭で打席が回ってきた。「初球から強くたたこう」。直球を思いきり振ると、打球は左翼線へ。1点差に詰め寄る攻撃の口火を切った。

 2回戦では先制打、準決勝では本塁打を放ち、4番としてチームの勝利に貢献した。大会中に欠かさなかったルーティンが試合前日のバット磨きだ。宿泊先で就寝前に1時間ほど、一本ずつ雑巾で丁寧に磨き、「明日は絶対打ってやる」と打席に立つ自分をイメージしてきた。

 この日は1、2打席目は連続四球、3打席目は併殺に打ち取られた。「最後は意地の一本。でも、走者を返す一本が出せなかった。どんな球にも振り負けないバッターになれるように、夏に向けて日々の練習を大切にしていきたい」と話した。(佐野楓)

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