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堅守で接戦制し頂点つかむ 東海大相模、選抜高校野球V

2021年4月3日09時00分

 2年ぶりに開かれた第93回選抜高校野球大会は、粘り強さが光った東海大相模の優勝で幕を閉じた。春夏合わせて5度目の全国制覇へ駆け上がった、チームの戦いを振り返る。

     ◇

 全5試合で3失点、失策も打撃妨害の一つのみという守備の堅さで、接戦をものにしていった。何と言っても中心はエース左腕石田隼都投手(3年)。決勝まで全試合に登板し、失点を許さなかった。昨秋はほとんど登板がなかった石川永稀(3年)、求(もとめ)航太郎(2年)の両右投手も、堂々とした投球を見せた。

 初戦はくしくも、昨秋の関東大会準々決勝で逆転サヨナラ負けを喫した東海大甲府(山梨)との再戦だった。先発の石川投手が1失点の粘投、リベンジに燃えた石田投手が圧巻の投球を見せ、遊撃手で広い守備範囲を披露した大塚瑠晏(るあん)主将(3年)が、延長十一回に決勝打を放った。2回戦の鳥取城北(鳥取)戦も1―0で逃げ切った。この2試合でわずか4得点だったが、門馬敬治監督は「1点でも多く取った方が勝ち。気にしていない」と打線の心配はしていなかった。

 準々決勝の福岡大大濠(福岡)戦では三回までに7得点を挙げた。この日の朝に大塚主将が急性胃腸炎で離脱したが、副主将の1番門馬功選手(3年)や2番に入った綛田(かせだ)小瑛選手(3年)ら上位打線がセンター中心へ打ち返してつながった。本塁打を放った門馬選手は「大塚がいない分、一人ひとりが少しずつ穴を埋めた」と胸を張った。そして門馬監督が「大塚ともう一人の軸」と評する石田投手は、準決勝の天理(奈良)戦で2試合連続の完封。冬場の走り込みでスタミナをつけたエースは、決勝まで投球が崩れることはなかった。

 迎えた明豊(大分)との決勝では、先行を許しながら石川、求の両投手が要所で粘り、石田投手につないだ。最後は今大会からマスクをかぶり投手陣を支えた小島大河選手(3年)が、サヨナラ打を放って優勝を決めた。試合後、門馬監督は「サヨナラ負けから始まったチーム。サヨナラで締めくくることができてうれしい」と声を弾ませた。

 感染防止対策のため、監督や選手は大会期間中、スタンドで応援する控え部員とも別の宿泊施設で過ごした。しかし、控え部員たちもデータ分析で毎日のように監督や選手と連絡を取り合った。「全員でつかみとった優勝」と門馬監督。閉会式では、三遊間を組んだ柴田疾選手(3年)が、背番号6の大塚主将のユニホームを掲げて行進した。

 門馬監督が掲げる「耐える力」を甲子園で表現したチームは、全国の高校の目標になった。初めての春夏連覇へ向けて歩み出す。(黒田陸離)

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