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大分・明豊、校歌通り「夢あきらめず」準優勝

2021年4月2日09時00分

 阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で1日にあった第93回選抜高校野球大会の決勝で、明豊は東海大相模に敗れたが、準優勝に輝いた。「夢をあきらめないで」「自分を信じ」。選手たちは校歌の歌詞通り、接戦をものにしながら大会を勝ち上がり、この日も最後まで気迫のこもったプレーを見せた。

 県勢としては1967年に津久見が優勝した時以来、54年ぶりの春の決勝。明豊はこの日も積極的な攻めをみせた。

 一回表1死、阿南心雄選手(3年)が中前安打で出塁。続く竹下聖人選手(2年)が右翼線に二塁打を放つと、阿南選手は一気に本塁へ。これは間一髪アウトだったが、続く黒木日向選手(3年)の打席で暴投が出て2死三塁。黒木選手は、「相手エースが出てくる前に点をとりたかった」と左前に適時打を放った。

 直後に同点とされたが、四回表1死満塁で阿南選手の左犠飛で勝ち越した。

 明豊はこの試合、相手を上回る10安打を放ち、七回以外は得点圏に走者を進めたが、堅守に阻まれ追加点は生まれなかった。阿南選手は、「夏に向け、ここぞという場面での一球に対する気持ちを磨きたい」。

 先発の左腕・太田虎次朗投手(3年)は、走者を出しつつ7回2失点。守備陣はこの日も好守を連発し、5試合全てで無失策を達成した。四回裏無死一塁では右翼の山本晃也選手(3年)が浅いライナーを猛ダッシュで好捕。送球はそれたが、太田投手がしっかりカバーして一塁手の竹下選手にトスし、飛び出した一塁走者もアウトにしてピンチの芽を摘んだ。

 サヨナラの場面は九回1死満塁。八回から継投していた京本真投手(3年)の球が高めに浮いたところを痛打された。遊撃手の幸修也主将(3年)が伸ばしたグラブははじかれ、決勝の走者がホームを駆け抜けた(記録は内野安打)。

 幸主将は「甘さが出た」と悔やんだが、京本投手は「普通のショートではグラブに当たらなかった。幸だから当たった」と、堅守を支えた仲間をねぎらった。

    ◇

 明豊の校歌「明日への旅」は県出身の歌手・南こうせつさん作曲、妻育代さん作詞。ポップな曲調が今大会でも話題になった。南さんは「僕の作った校歌が甲子園で4回も流れて、コロナ禍の閉塞(へいそく)感の中で自分自身も勇気をもらいました」とコメントを寄せた。

 幸主将は、夢をあきらめない校歌通りの戦いができたと、大会を振り返る。

 新型コロナ禍で昨年の選抜と選手権大会が中止。この春も不安のなかでの開催だったが、「日本一」の夢をあきらめず、自分と仲間を信じてきた選手たちが、先輩たちが届かなかった決勝にたどり着いた。

 次の目標は夏の甲子園での日本一。校歌のテーマ「未来を創る旅」が、再び始まった。(寿柳聡)

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