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東海大相模と明豊、コロナ禍での決勝進出 工夫の1年間

2021年4月1日08時40分

 新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催となった第93回選抜高校野球大会は1日、阪神甲子園球場で決勝があり、10年ぶり3度目の優勝を狙う東海大相模(神奈川)と初めて決勝に進出した明豊(大分)が対戦。全国的にコロナ禍で練習に制限があるなか、両校は工夫を凝らして頂点をかけた一戦まで駆け上がってきた。

 東海大相模の門馬敬治監督は「思うようにいかないことがたくさんあったが、嘆くより、前を向いた1年だった」と振り返る。昨春は3月下旬から約3カ月間、全体練習ができなくなった。活動休止中は無料通信アプリ「LINE」を通じて、選手たちに毎朝メッセージを送って体調を管理したという。

 選手もスイングの動画を指導者に送って、助言をもらうなど工夫した。

 練習が再開されても、それまで1日4時間近くやっていた練習は2時間に制限された。だが、「選手たちは愚痴を言わずに努力してくれた」と門馬監督。自主的にバットを振り込む姿を見て、決心した。「もっと選手に寄り添いたい」。妻や長女と一緒に野球部の寮に住み込み、選手たちと一緒に生活を送っている。

 「当たり前のことが当たり前ではない」。明豊の川崎絢平監督はコロナ禍で、そんな言葉を選手に言い聞かせてきた。だが昨年、春夏の甲子園大会の中止がいざ決まると、「頭の中が真っ白になった」。自身が開催されるものだと信じ込んでいたからだ。

 いつ、なにが起こるかわからない。だからこそ、コロナ禍で「今」を大切にしてきた。練習は少人数に分けて、時間を区切って取り組んだ。そこで選手自身も新たな発見があったという。主将の幸修也選手は「短い時間だからこそ、集中力や考える力がついた。純粋に野球がさらに楽しくなったし、試合の時にも生かされています」。派手さはないが、4試合無失策の堅守で接戦をものにしてきた。(山口裕起)

 ■東海大相模 前回優勝は10年前

 東海大相模(神奈川)が選抜で初優勝したのは、2000年の第72回大会だ。門馬敬治監督が就任して1年目。大会最年少監督の30歳で臨み、筑川利希也投手を擁して智弁和歌山を破った。

 それまで1970年に全国選手権大会を制覇していたが、選抜では75年、92年と決勝に2度進んではね返されていた。特に75年は原貢監督(故人)、辰徳選手(現巨人監督)の「親子鷹(だか)」が注目されたが、決勝で高知に屈した。

 92年は星稜(石川)の松井秀喜選手(後にヤンキースなど)が活躍した大会だ。東海大相模は決勝に進んだが、三沢興一投手(後に巨人など)を擁する帝京(東京)に敗れた。

 2度目の優勝は11年。東日本大震災が起きた直後だった。前年夏に島袋洋奨投手(元ソフトバンク)らを擁する興南(沖縄)に敗れ、準優勝の悔しさを味わった選手たちが5試合で計46得点と打った。田中俊太選手(DeNA)、菅野剛士選手(ロッテ)、渡辺勝選手(中日)ら後にプロ野球に進む選手がいた。

 今年は門馬監督と、次男の功選手の親子鷹が話題になっている。(坂名信行)

 ■明豊 春夏通じて初の決勝進出

 春夏を通じて初めて決勝に駒を進めた明豊(大分)は、1999年の学校創立と同時に野球部も創部した。2001年夏に初めて甲子園に出場し、いきなり8強進出。これまでに夏6回、春は今大会が5回目の出場。卒業生には09年夏8強の今宮健太選手(現ソフトバンク)がいる。

 97年夏に智弁和歌山の選手として全国制覇した川崎絢平監督(39)が、12年8月に就任。16年春から3季連続甲子園4強の秀岳館(熊本)や18年春8強の創成館(長崎)など同じ九州のライバル校に負けじと、継投や強打のチームを作ってきた。

 その成果が、太田虎次朗、財原光優、京本真の3投手の継投で勝ち上がった今大会。県勢としては、第39回大会(1967年)優勝の津久見以来2度目の決勝となった。

 選抜大会の選考資料となる秋の九州大会は、14年から7年連続出場中。選抜大会では4強入りした19年春から3年連続出場で、今大会の出場校では最長だ。近年の九州の野球を牽引(けんいん)している。歌手の南こうせつさんが作曲した校歌も話題になっている。(大坂尚子)

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