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強引だった智弁学園、不調のときこそ工夫を 高嶋仁の目

2021年3月29日17時56分

 (29日、選抜高校野球 明豊6ー4智弁学園)

 明豊はセオリーに忠実でした。三回の追加点は阿南心雄君のタイムリー、黒木日向君の二塁打ともにセンター方向に打ちました。派手さはないが、ボールを手元まで呼び込んでセンターから逆方向に打ち返しています。

 一回に先頭打者本塁打を放った幸(ゆき)修也君に、三、五回と送りバントのサインを出した川崎絢平監督の采配も当たりました。ともに追加点につながりましたからね。当たっている選手は、何をやってもうまいこといくもんです。序盤は完全に明豊ペースになりました。

 明豊は投手陣もセオリーに忠実でした。140キロの速球を投げるタイプじゃないけど、緩急をつけながら打たせてとってくる。いつでも打てるようで打てない。そんな投手陣です。

 対する智弁学園は、どこか戦い方が徹底していない印象を持ちました。打てそうで打てない投手を相手にした時こそ、逆方向に打つことを意識しなければいけませんが、やや強引な打撃が目立ちました。

 明豊の4番黒木君が右へ左へ真ん中へ3安打を放ったのと対照的に、智弁学園の中軸からは快音が聞かれませんでした。

 とくに3番前川右京君が好機に一本打っていれば試合展開は変わっていたかもしれません。六回の1死満塁は遊ゴロ、八回の無死一、二塁は二ゴロ併殺打。上からボールをなでるような打撃になってしまいました。

 今大会は初戦から打球が上がらず、本来の打撃を最後まで取り戻せませんでした。こういう時こそ、逆方向を意識することが大切なのです。そうすればボールをきっちり見ることもできるようになるんです。

 調子がいい時ばかりではありません。それでも何とかする工夫が大切です。素材は素晴らしいのですから、夏に向けて、しっかり頑張って欲しいです。(前・智弁和歌山監督)

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