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3週間悩み続けてマネジャーに 裏方に活路「後悔ない」

2021年3月29日10時37分

 第93回選抜高校野球大会に出場している東海大菅生のベンチに、中政惟久哉(いくや)君(3年)は記録員として入っている。一般入試で入学、厳しい練習を続けていたが、レベルの高さから選手をあきらめ、マネジャーに。今は選手に最も近い場所で応援し、チームに欠かせない存在となっている。

 中政君は東京出身。小学1年生から野球を始め、ポジションは捕手。菅生に合格した時、野球を続けるか迷ったが、「せっかく菅生に行くなら」と野球部に入った。しかし、全国から集まる選手に圧倒される。「捕手もみんな肩が強いし、レベルの差を感じた」。主力のAチームではなく、ずっとBチームだった。

 昨夏、独自大会の西東京大会前に、野球に対する姿勢を買われて、宮原上総コーチ(現部長)にマネジャー転身を打診された。「全く考えていなかった。言われた時も即答できなかった」。親や先輩に相談して、約3週間悩み続けた。「野球はうまくない。菅生の高いレベルをマネジャーとして見た方が、将来につながるし、やりがいがあると考えるようになった」

 練習のサポート、プロテイン作り、道具磨き、テーピング……。仕事は想像以上に大変だった。今までつけたことがなかったスコアも、一から勉強した。マネジャーになるまでほとんど話したことがなかったエースの本田峻也投手や栄塁唯主将ら同級生とも仲良くなれたのは、うれしかった。

 24日の聖カタリナ(愛媛)との初戦から、記録員としてベンチに入っている。憧れだった甲子園。スコアをつけながらプレーを見守った。「プレーしたいという思いもあったけれど後悔はしていない」

 マネジャーになって周りへの気配りや相手の気持ちを考えるようになった。将来はスポーツ関係の仕事に就けたら、と考えている。「スポーツ用品のメーカーとかもいいかな」。裏方として選手を支えることに、やりがいを感じている。(野田枝里子)

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