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健大高崎、「強打」封じられ8強逃す 選抜高校野球

2021年3月26日09時00分

 【群馬】阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開かれている第93回選抜高校野球大会で25日、2回戦に臨んだ健大高崎は天理(奈良)に0―4で敗れた。前回出場した2017年に続いての8強入りを逃した。

 「強打」が看板の打線は身長193センチの相手エースに8三振を喫し、散発2安打に封じられた。四回に左前安打を放った吉里は牽制(けんせい)に倒れ、八回に右前安打を放った堀江も次打者の遊ゴロから封殺。6四球で再三走者を出しながら、チームは三塁を踏めなかった。

 先発野中は初回から3連打を浴び、二回途中で降板。継投の今仲が三回から六回を無失点、七回から救援したエース高松は相手に2点を追加されたが、要所で三振を奪う気迫をみせた。

     ◇

 相手打者を打ち取るたび、何度も雄たけびを上げた。憧れの甲子園のマウンドで昨秋から封印していた「癖」が思わず出たのは、苦しい場面で不安な気持ちを抑えきれなかったからだった。

 健大高崎のエース高松将斗(2年)はこの試合、天理(奈良)に2点リードされた七回から登板した。

 6日前の初戦、下関国際(山口)を相手に公式戦初先発で3安打完投。大会前の紅白戦でつかんだ自信がみなぎっていた。

 紅白戦では冬の間に磨いたカットボールで内角を攻め、1年夏から中軸を担う4番で主将の小沢周平(2年)から初めて空振り三振を奪った。別のチームでたびたび対戦した中学時代、小沢は仰ぎ見る存在の強打者だった。

 その自信がこの日、揺らいだ。救援した七回、いきなり3長短打を浴び、2失点。緊張を隠すように雄たけびを発していた。その後は追加点を許さなかったが、高松は「チームに流れを引き寄せられなかった」と悔いた。

 高松の原動力は負けず嫌いだ。昨秋の県大会に背番号10で初のベンチ入り。気迫の直球で関東大会では念願のエースナンバーを背負った。だが青柳博文監督(48)は関東大会全4試合の先発に高松を選ばなかった。決勝の常総学院(茨城)戦も、3点リードで迎えた七回から救援した高松は、相手の連打に味方のミスも絡んで5失点。味方打線に助けられて連覇を果たしたものの、試合後は情けなさから仲間の前で初めて涙を流した。

 「甲子園はエースにふさわしい姿で」。冬は走り込みなどで下半身と肩を徹底的に鍛え、フォームも修正。130キロ台後半だった球速を141キロに伸ばし、変化球の球種も増やした。投手陣の指導を担当する生方啓介部長(39)も、「先発じゃなくて悔しくないのか」「お前の後ろはいない」と発破をかけ続けた。

 その結果つかんだ自信は、晴れ舞台では発揮し続けられなかった。

 「夏には誰からも信頼されるようなエースになって帰ってくる」。この日の敗戦が、高松の負けず嫌いに再び火を付けた。(松田果穂)

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