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監督にとって「孫」…教え子の子3人と甲子園 父は感涙

2021年3月25日20時08分

 (25日、選抜高校野球 仙台育英13-5神戸国際大付)

 第6日の25日に登場した神戸国際大付(兵庫)の青木尚龍(よしろう)監督(56)は、チームを率いて約30年になる。今回、教え子3人の息子たちがそれぞれメンバー入りした。監督にとっては「孫世代」の3選手が、甲子園に出られなかった父たちをアルプス席に連れてきた。

 一塁手の武本琉聖(りゅうせい)選手(3年)は小学生だった7年前、父の剛実(まさみ)さん(36)に連れられ、神戸国際大付が夏の甲子園に初出場した試合を見た。その時に「国際」が好きになった。

 進学先の高校を考えた時に、父が高3の夏、県大会の決勝で敗れて甲子園に届かなかった話を思い出した。「お父さんの代わりに国際で甲子園に行く」。中3の春に父に告げた。

 約1カ月後、引き合わせてもらった青木監督に言われた。「お父さんを甲子園に連れて行ってやれ」。隣にいた父は、その場では何も言わなかった。帰りの車の中で、短く言われた。

 「ありがとう」

 チームは4年ぶりに選抜出場を決めた。初戦に続きこの日の仙台育英(宮城)戦とも先発出場したが、ヒットは出なかった。父は2試合ともスタンドで見守った。試合後、琉聖選手のもとに父からLINE(ライン)が届いた。「甲子園連れてきてくれてありがとうな」。少しおいて返した。「また夏連れて行くよ!」

 左翼手の松尾優仁(ゆうと)選手(2年)は勝仁さん(43)の長男。打席でのタイミングの取り方を、青木監督に「親子そろって下手くそ」と笑われたこともある。

 優仁選手にとって、今大会初戦は公式戦初スタメンだった。九回裏に同点の口火となるヒットを放った。父はスタンドで「本当に自慢の息子」と涙を浮かべた。試合後、2人はLINEでやりとりした。「甲子園どんなとこ?」「えぐい」「何が」「景色」

 この日の2回戦も打撃で活躍し、父は取材に「大好物のカニをたらふく食べさせたい」と言った。優仁選手は試合後、父にLINEした。「次も甲子園に連れて行けるように頑張るから応援してくれ」

 副主将の川西琉成(りゅうせい)選手(3年)は小学生の時、父の祐次さん(46)から高校時代の話を聞いた。青木監督が夏の県大会初戦の勝利に涙したという。「勝って泣いてくれるなんていい監督だな」。国際に入った。

 この日は代走で出た。父は「一生懸命さが伝わった。ほめてあげたい」と話した。(西田有里、森下友貴、三宅梨紗子)

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