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聖カタリナ、東京覇者に惜敗 エース「次は負けない」

2021年3月25日09時00分

 【愛媛】第93回選抜高校野球大会第5日の24日、初出場の聖カタリナ(愛媛)は1回戦で東海大菅生(東京)に惜敗した。昨秋の東京覇者を相手に、エースが力投。打線は終盤、あと一歩のところまで追い上げた。

     ◇

 初めて登った夢舞台のマウンド。エース桜井頼之介投手(3年)は、序盤から苦しんでいた。

 武器だったはずのスライダーが高めに抜けた。「思っていたよりグラウンドが広く見えた。甲子園の圧に負けていた」

 二回裏、先頭打者に左越えの本塁打を打たれ、先取点を奪われた。三回裏にも、1死一塁から左翼席へ2点本塁打を浴びた。

 序盤で3失点。ベンチに戻ると、仲間から「まずは落ち着け」と励まされた。「自分の持ち味は、調子が悪くても、落ち着いて投げられること」。気持ちを切り替えた。

 昨夏までは「何も考えずに投げていた」。2年生投手として先発した独自大会2回戦。がむしゃらに投げ込んで5失点し、チームは敗れた。越智良平監督のそばで頭を垂れ、「すみませんでした」と謝った。

 秋、冬と毎日のように鏡の前に立ち、フォームを一から見直した。足の踏み出し、腕の振り下ろし。コーチに「直すところがない」と言われても、納得がいくまで確かめた。

 磨きに磨いた制球が、四回以降、戻ってきた。低めに、丁寧に。七回まで三者凡退に抑えた。越智監督は「しっかり修正して、流れを呼び込んでくれた」。

 七回表、相手の捕逸で1点を返し、3点を追う九回表1死。桜井投手に打席が回ってきた。「打たないと勝てない。まずは塁に出る」。2球目を振り抜き、打球は右前へ。この試合、2本目の安打を放った。

 後続の四球と安打で三塁に進み、暴投の間に生還。ガッツポーズを見せた。

 仲間も応える。田代勝也選手(3年)の中犠飛で1点差。なおも満塁の好機を作ったが、あと一打が出なかった。

 強豪相手の接戦にも、桜井投手は満足しなかった。「打線が援護してくれたのに、一球の甘さが出た」。届かなかった甲子園初勝利。エースは「夏も戻ってくる。自分の役割はチームが打ち勝つために、投球でいい流れを作ること。次は負けない」と言い切った。(照井琢見)

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