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大阪桐蔭と明暗分けた初回の攻防 雪辱許さない智弁学園

2021年3月23日17時55分

 (23日、選抜高校野球 智弁学園8-6大阪桐蔭)

 ファウル、ファウル。初球から振っていき、一気に襲いかかった。

 智弁学園の一回の攻撃。先頭の岡島が左前打で出た直後だ。2番垪和(はが)はバントの構えすら見せず、強振した。大阪桐蔭のエース松浦が動揺する。3球ファウルを打った後に制球が乱れ、死球。次も四球で満塁だ。4番山下の犠飛で先行し、四球を挟んで植垣が走者一掃の二塁打。「5、6点勝負」とみていた小坂監督の笑顔がマスク越しでもわかる、一挙4得点だった。

 身長185センチの左腕対策は万全だった。2月23日に対戦が決まった直後から打撃マシンの下に15~50センチに高さを調節できる板を敷き、角度のある球を打つ練習を繰り返した。そして、松浦の球の特徴は打者の手元で動くこと。「最後まで見極めるために引きつけて逆方向を徹底した」と3番の前川。一回の打球は、安打もアウトもすべてが中堅から反対方向だった。

 後攻だったことも、有利に働く。先発の西村は「集中すると周りが見えなくなる」と、立ち上がりに不安を抱えていたが、先にマウンドに上がることで自分のペースで準備できた。自ら何度も野手に声をかけ、冷静さを保つ。100キロ台のスローカーブを使い、一回は10球で三者凡退に。攻撃へ最高のリズムを作った。

 春夏通算8度の甲子園優勝を誇る大阪桐蔭が、後半に追い上げてくるのも想定内。2点差まで迫られたが、西谷監督も鍵に挙げていた「初回の攻防」をものにしたことで、最後まで主導権は渡さなかった。

 昨秋の近畿大会決勝でも一回に得点し、勝った。「桐蔭相手に追う展開になると厳しい。甲子園での勝利は格別」と主将の山下。雪辱を許さず、先行逃げ切りでの「返り討ち」だった。(山口裕起)

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