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初舞台の裏に親子のドキュメンタリー 「父と甲子園に」

2021年3月23日09時00分

 三塁側内野席から、21世紀枠で春夏を通じて初めての甲子園に挑んだ後輩たちに声援を送る3年前のエースがいた。東播磨(兵庫)の初舞台には、この元高校球児とその父である監督を追った作品がつながっていた。

 約7分間のラジオドキュメンタリー「ダイナミックルーキー」。東播磨放送部が、2018年夏の甲子園出場をめざした野球部を取材した。福村順一監督と、その長男で夏のエースだった悠渡(ゆうと)さん(20)=関西学院大=を中心に描いた。

 2人は自宅の外では、監督と選手であり続けた。悠渡さんは「監督の息子」と陰で言われても、努力で周囲を認めさせ、背番号「1」を勝ち取った。

 高3の夏は第100回記念大会で、県内から2校出場できるチャンスだった。でも大会直前、原因不明の発熱が約1カ月続き、2回戦で敗戦投手に。「父と甲子園に」という夢はついえた。福村監督は試合後の握手は拒んだが、家では、父としてぎゅっと抱きしめた。

 この作品は、19年のNHK杯全国高校放送コンテストのラジオドキュメント部門で優勝した。野球部の活動が放送部に好影響を与えたとして、21世紀枠で選ばれた理由の一つとなった。

 大学でも野球を続けている悠渡さん。コロナ禍で大学が休校中は、東播磨の後輩たちと自主練習し、その後は打撃投手を務めてきた。昨秋の県大会で初めて準優勝したチームの成長を、間近で見てきた。

 あの夏から3年近く。自らを追った作品も後押しする形となって、後輩たちが夢をかなえてくれた。「やっぱり自分も甲子園のマウンドに立ちたかったという悔しさもある」としつつも、初出場ながら大接戦を演じた後輩たちをみて、「本当に粘り強い野球をしてくれた。母校の先輩として誇らしいです」。(西田有里、森下友貴)

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