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後輩の借り返した 福岡大大濠バッテリー、会心の投球術

2021年3月22日19時52分

 (22日、選抜高校野球 福岡大大濠2-1大崎)

 抜かりなく相手の勢いをそいでいく。福岡大大濠のバッテリーはうまかった。

 七回、エース毛利は中前適時打を喫し1点差にされた。直後の2死一、二塁からの初球。捕手の川上が、二塁走者の離塁が大きいのを見逃さず、けん制で刺してくれた。毛利は「本当に頼れる捕手です」。

 この適時打は、毛利に負い目を残していた。打席は相手のエース坂本。川上が決め球にチェンジアップを求めたのに直球で押し、打たれた。川上はピンチと一緒に自分の気まずさまで消し去ってくれた。

 大崎には昨秋の九州大会決勝で敗れたが、毛利は登板していない。「後輩が投げてやられた。借りを返したかった」。燃えつつも、川上と2人で頭は冷めていた。冬に改良した100キロ台のカーブを一回から使った。新球のチェンジアップも活用。大崎が直球を意識してくることを見越して、はぐらかしていった。

 かと思えば、真っすぐで押す。140キロに届かなくとも、伸びに重きを置いた直球は球質がいい。六回、先頭の9番打者を3ボールとした。そこから粘り、最後は高め直球でバットに空を切らせたあたりのバッテリーの呼吸は確か。この回を含めて後半に2度、3者三振で取った。大崎の選手が「直球に押された」といったのは、緩い球が効いていた部分もあったからだろう。

 内外角に高低、加えて奥行きといわれる緩急。「奥行きを使えるまでになってきた」と毛利はいった。リベンジした、というにとどまらない濃い内容を、この1勝は伴っている。(隈部康弘)

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