東海大甲府、東海大相模に延長で惜敗 選抜高校野球

2021年3月21日09時00分

 第93回選抜高校野球大会は20日、5年ぶりに出場した東海大甲府が東海大相模(神奈川)と延長十一回を戦い、1―3で惜しくも敗れた。4強入りした1990年以来31年ぶりの「センバツ1勝」はならなかった。

 昨秋の関東大会準々決勝で逆転サヨナラ勝ちした系列校との再戦として注目を集めた。東海大甲府はエースの若山恵斗投手(3年)が1人で投げ切ったが、東海大相模の2投手の速球を打ちあぐね、援護できなかった。

 まさかのプレーだった。

 六回までスコアボードにゼロが並ぶ緊迫した展開。七回の守り、東海大甲府は2死二、三塁とされ、迎えた打者の5球目だった。

 捕手の三浦諒太主将は、若山恵斗投手が投じた高めの球をミットのふちに当て、後ろにそらしてしまう。三塁走者が生還し、均衡が破れた。

 記録は捕逸。「意思の疎通はできていた。自分の技術不足です」

 若山投手は「サインミスではない。ボール球にしようとした」と明かし、「自分の投球が悪いと思っている」と主将をかばった。

 昨夏の県「独自大会」に2年生ながら正捕手として出場。5年ぶりに夏を制した。本来であれば甲子園に行けた先輩たちを思い、「悔しさを少しでも晴らすチャンスが選抜大会」と頂点をめざした。

 「申し訳ない。自分の弱さをなくしていきたい」。ミスを受け止め、夏に気持ちを切り替えた。(田中正一)

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