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10年ぶりの春の選抜、北海どう挑む

2021年3月17日10時30分

 【北海道】第93回選抜高校野球大会に道代表として10年ぶりに出場する北海は、19日の開幕試合で神戸国際大付(兵庫)と対戦する。創部120年の節目の年に、新たな伝統を築こうと意気込む選手たち。大舞台に挑むチームの特徴と調整ぶりを紹介する。(川村さくら)

 堅い守りからリズムをつくるのが伝統の北海は、バッテリーの活躍が欠かせない。エースは左腕の木村大成投手。「注目を浴びるほどパフォーマンスが上がる。どこまでやれるか楽しみ」と、甲子園の舞台へ意気込みを語る。平川敦監督も「度胸が武器」と買う。

 球速は最速145キロで、昨秋の道大会では準決勝と決勝で連続完封した。地区・道大会8試合を投げ、72奪三振、防御率は0・34。決め球のスライダーに自信を持つ。

 秋の大会後は、投球の幅を広げようとチェンジアップの習得に励んだ。もうひとつ空振りを取れる球種が欲しかったからだ。「三振をばしっととって、攻撃にリズムを与えたい」。筋力トレーニングも精力的にこなす。平川監督は「昨秋以降、目の色が変わった」と評価する。

 木村投手をリードするのが大津綾也捕手。2人の野球論議はいつも真剣だ。大津捕手は「リリースポイントをもっと安定させろ」など、少しの変調も見逃さずアドバイスを送る。木村投手は相手に強気で向かっていくタイプなので、「気分良く投げさせるのが自分の仕事」という。

 昨夏の南北海道の独自大会では、準々決勝で自らの捕逸によりサヨナラ負けした。大津捕手はスマホにその時の映像を残し、何度も見返している。「同じミスをしないよう気持ちを引き締めたい」。成長した姿を甲子園で見せるつもりだ。

     ◇

 打線は上位から下位まで好打者がそろい、犠打も絡めた手堅い攻めが特徴だ。昨秋のチーム打率は3割5分7厘だった。

 主軸は打率5割5分9厘の宮下朝陽主将。4番を担い、3本塁打、17打点はチーム最多と勝負強い。

 練習で使うのは竹製のバット。芯でとらえないと手がしびれるので、ボールをしっかりとらえる感覚を養えるという。すり足だった打撃フォームも、平川監督の助言で修正中だ。左足を上げ、踏み込む勢いでスイングに力強さが生まれている。

 江口聡一郎選手も長打力が魅力だ。秋の道大会決勝では、唯一の得点となるソロ本塁打を右翼へ流し打った。昨年6月、右肩に激痛が走り、「胸郭出口症候群」と診断された。握力は8キロまで落ち、箸を持つのも難しかった。野球を続けるには手術を受けるしかなかったが、迷わなかった。

 術後は腕を上げるのもやっとだったが、地道にリハビリに励み、10月の道大会で復帰。「本塁打や長打につながるから、強く振ることを意識している」と話し、甲子園での活躍を誓う。

 5番の林大海選手と尾崎大嘉選手も、秋は通算で2桁打点を記録。左打者で1番の杉林蒼太選手も、振りがコンパクトで鋭い打球を放つ。

     ◇

 学校のグラウンドが雪に閉ざされているため、チームは札幌ドームなど屋内で実戦練習を積んできた。今月5日には本州へ渡り、各地の実力校を相手に練習試合を計10試合こなしてきた。

 木村投手は7日の作新学院(栃木)との試合で6回を投げ、7奪三振、無失点。11日の東洋大姫路(兵庫)戦では3点を失ったが、完投して10三振を奪った。まだフォームが定まらず「好不調の波が激しい」と話すが、順調な仕上がりを見せている。

 一方、本州では昨秋以来となる土のグラウンドでのプレーとなった。動きが心配されたが、二塁手の小原海月選手は「土の上での不規則な球の跳ね方も思い出せた」と、少しずつ勘を取り戻している。

 開幕試合の相手となる神戸国際大付には、2017年夏の甲子園で4対5で惜敗した。平川監督は「17年夏は勝てた試合。今回は勝ちたい」。宮下主将は「リベンジのチャンスをしっかり戦う。120年の年に勝って、北海の伝統を引き継ぎたい」と闘志を燃やす。

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