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52年ぶり3回目の選抜大会の宮崎商、戦力分析

2021年3月17日09時00分

 第93回選抜高校野球大会が19日、阪神甲子園球場で開幕する。52年ぶり3回目の選抜出場となる宮崎商は、大会2日目(20日)に天理(奈良)と対戦する。チームの特色について、学校OBでもある橋口光朗監督(32)に尋ねた。

 部訓は、当たり前のことを極めることを意味する「凡事徹底」。モットーは「全ては声から」。守備からリズムをつくり、攻撃につなげるチームだ。

 投手陣は制球力の優れたエース日高、最速142キロの長友の両右腕が中心。攻撃では1番若松、2番渡辺が出塁し、中村、建山、西原の中軸で得点を狙う。下位打線の水谷、中野の出塁率も高い。

 昨秋の九州大会準決勝では、福岡大大濠に1安打完封負けを喫した。変則的な相手投手にタイミングを合わせることができなかった。橋口監督は「野球の神様が与えてくれた課題」として、厳しい練習を積んできた。長身から投げ下ろす天理のエース達孝太投手への対策も重ね、「県民悲願の日本一に少しでも近づきたい」と意気込んでいる。

     ◇

 52年前の1969年に出場した際、原動力となったのが右腕エースだった西井哲夫さん(69)=宮崎県国富町=だ。孫世代の選手たちの活躍に「生きているうちに夢の舞台で戦う母校の選手たちを見られるなんて」と喜ぶ。

 長身から繰り出す速球と切れのよい変化球が武器だった。68年11月の九州大会では4試合で完封して優勝を果たし、66年に続く2回目の選抜大会に導いた。

 選抜の初戦では銚子商(千葉)と対戦。何万人もの大観衆、距離感を狂わす巨大な球場に緊張して「思うところに投げられなかった」。持ち味を発揮できず0―5で敗れた。

 卒業後はドラフト2位でヤクルトに入り、プロで18年過ごしたが、「めった打ちにされた選抜の初戦が一番思い出深い」といい、この時の悔しさが人生の糧になった。

 プロを引退し、会社勤めも定年となった後、軟式野球を引退した中学3年生を主な対象に自宅で野球教室を開いている。素足で畳に上がっての素振りやトスバッティングで下半身を強化しつつ、軟式から硬式への移行を助けている。

 今回出場する宮崎商の西原太一選手や建山翔選手ら5人が西井さんの指導を受けた。「高校で活躍できる選手を育てたい」という思いで野球教室を始めたという西井さん。孫のような選手たちの活躍に「何よりの恩返し。ありがとうと言いたい」と目を細める。そして「誰もが行ける場所ではない晴れの舞台。悔いのないようにプレーを楽しんで欲しい」とエールを送る。(菊地洋行)

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