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天理 24年ぶりの決勝逃す 「憧れの舞台」夏へ誓う

2021年4月1日09時00分

 【奈良】第93回選抜高校野球大会は31日、準決勝2試合があり、天理は0―2で東海大相模(神奈川)に敗れ、優勝した第69回大会(1997年)以来の決勝進出はならなかった。

 天理は六回、先頭の政所(まどころ)が左中間二塁打。1死後、暴投で三進したが無得点。結局、相手先発に3安打に抑えられた。3試合連続で先発した達が登板を回避し、初先発した仲川が8回1失点と好投したが、生かせなかった。

     ◇

 最後の打者が三振に倒れ、敗れた天理の内山陽斗(はると)主将(3年)は、落ち着いた表情で整列に向かった。相手の校歌を聞く間も観客席へ礼をする時も表情を崩さず、前を向く。隣で涙を流す4番瀬千皓(せちひろ)君(同)の肩や背中に手を添えた。

 ベンチ入りしていた1年生の秋の大会後、中学時代から痛みがあった右ひざを検査すると、離断性骨軟骨炎と診断された。「こんな大きく欠けた軟骨、見たことない」。医師に言われた。

 チームは近畿大会で優勝し、翌春の選抜大会出場が確実視されていた。手術すれば春は出られないが、受けることを決めた。その決断を聞いた中村良二監督から「甲子園あるけどええんか」と聞かれ、こう答えた。「(最上級生になる)自分たちの代で出られるよう頑張ります」

 その年の12月に手術を受け、約1カ月入院。練習復帰は2年生の夏だった。内野手から、ひざの負担の少ない外野手に転向した。新チームでは、選手投票でダントツで主将に選ばれた。

 昨秋の公式戦は打率5割4分5厘とチームを引っ張った。有言実行で今春の選抜出場の切符をつかんだ。

 しかし右ひざの調子が思わしくなく、今年2月に再度の手術。3月初旬に本格的に練習に復帰した。

 「練習できない時間、みんなの練習を見ているのがつらかった。余計に野球が好きになった」。準決勝は4打数無安打に終わったが、準々決勝まで15打数4安打4打点。「憧れの舞台で野球ができて夢のよう。もう一回、この舞台でやりたい」。悔しさを胸に、誓った。(米田千佐子)

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