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三島南、甲子園初出場が決定 21世紀枠の出場は県勢初

2021年1月30日11時00分

 【静岡】今春の第93回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の出場校が29日に発表され、21世紀枠で三島南(三島市)が春夏通じて初めての甲子園出場を決めた。県勢の21世紀枠での選抜大会出場は初めて。

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 午後3時半ごろ、校長室の電話が鳴った。「ありがたくお受けいたします」。受話器を取った持山育央(やすひろ)校長の口元が緩んだ。

 グラウンドでは、野球部員31人が吉報を待ちわびていた。出場決定の知らせに部員たちのマスクの下から笑顔がこぼれる中、前田銀治投手(2年)は、涙をこらえきれなかった。「夢がかなうとは思わなかった」

 野球部は1921年創部で、今年は100年の節目の年。稲木恵介監督は「OBの思いがやっとかなった。君たちが甲子園でやれることは、100%の力を出すことだ」と選手たちに発破をかけた。

 21世紀枠への推薦理由は地域貢献活動。稲木監督は「将来、少年野球をやりたいと思う子が増えるように」と、2014年から地元の保育園児らを対象に野球教室を始めた。

 先生は部員たちが務める。クマの絵を描き、ストライクゾーンをくりぬいた木枠に、園児がテニスボールを投げ込む。野球の基本、送球の練習になる。糸でつるしたテニスボールを使って打撃も指導する。日本高野連が掲げる「高校野球200年構想」にある競技の普及に努めていることが認められた。

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 練習にICT(情報通信技術)を活用していることも高く評価された。主に打撃、投球練習でタブレット端末を活用。スイングのスピードや軌道を測り、記録する。選手たちは記録を競い合いながら、自分の課題を探し、改善点を考える。基本技術の向上は、結果に結びつき、昨年の秋季県大会では、62年ぶりに準決勝に進んだ。

 伊藤侍玄主将(2年)は「自分たちだけでなく、先輩たちがやってきた地域貢献活動の成果。先輩の思いをしっかり引き継いで、大会まで練習に励みたい」と気を引き締めた。(戸田和敬、和田翔太)

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 〈豊岡武士三島市長のコメント〉 実力とともに、小学生や園児らを対象とした野球教室を開催するなど、地域貢献活動も評価されての選出と聞く。暗いニュースが多い中、まずは、出場決定の喜びを市民の皆さんと分かち合い、努力を積み重ねた選手をたたえ、甲子園での活躍を期待し、市をあげて応援していきたい。

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