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常総学院、監督はOBで元プロ 島田イズムで選抜出場

2021年1月29日16時15分

 第93回選抜高校野球大会(3月19日開幕、阪神甲子園球場)の出場32校が29日、発表され、日本ハムなどで投手として活躍した島田直也監督率いる常総学院(茨城)が選ばれた。投手力を武器に昨秋の関東大会で準優勝していた。

 島田監督は常総学院OB。1987年夏の甲子園でエースとして準優勝し、プロでは日本ハムや横浜などでプレーした。昨年7月から指揮を執る。10月の関東大会で準決勝進出を決めて選抜出場を濃厚にした際に、しみじみと語った。「選手たちより勝ちたかったのは僕かもしれない。監督が変わって弱くなったと言われたくなかった」

 就任から約3カ月しかたっていなくても、「島田イズム」は浸透していた。準々決勝の木更津総合戦(千葉)。エース右腕の秋本璃空(りく)が8回無失点と好投し、打線はコンパクトなスイングで中盤から一気にたたみかけ、17安打で9点を挙げた。

 「僕は投手だったので、一発を打たれるよりも単打でつながる打線の方が嫌だった。選手たちはそれを徹底してくれた」

 島田監督は「元プロ野球選手の指導者だから、周りからは勝てるだろうと思われているのかもしれない」と重圧も明かしつつ、「高校生の成長する姿を見るのがうれしい。大変だけど、やりがいがある」と力を込める。

 チームは2016年夏を最後に甲子園から遠ざかっていた。折しも島田監督の恩師でもあり、同校を長年率いた名将・木内幸男さんが昨年11月に亡くなった。島田監督は通夜の席で「選抜も見てほしかったが、天国で見守ってくれると思う」と語った。かつての甲子園のヒーローが再建を託された「新人監督」として、聖地に戻ってくる。(山口裕起)

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