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センバツへ…球数制限と向き合った準決勝 秋季大会終了

2020年11月17日17時00分

 高校野球の秋季地区大会は、15日の東京大会決勝を最後に全10地区で幕を閉じた。各地区の優勝校で争う明治神宮大会は新型コロナウイルスの影響で中止となったため、今年の公式戦はすべて終了。来春の第93回選抜大会の出場校を決めるうえで重要な選考資料となる秋季大会を振り返る。

 今春から導入された各投手の投球数を週500球とする投球数制限。地区大会としては全国で初めて適用されたケースがあった。

 東北大会で準優勝した柴田(宮城)のエース谷木亮太(2年)は、10月14日の1回戦から準決勝まで481球を投げた。20日の仙台育英(宮城)との決勝は四回途中に2番手で登板したが、打者6人に投げ終えた時点で計500球に到達。降板を告げられ、チームは1―18で大敗した。

 葛藤があった。準々決勝を終えたチームは翌日の準決勝を控え、学校に集まった。平塚誠監督(48)が選手たちに問いかける。「準決勝を谷木が完投したら、球数制限で決勝はほとんど投げられない。準決勝を継投でしのげば、決勝で投げられる。どうする?」。谷木以外の投手では決勝は大敗する可能性も覚悟してほしい、との意味も込められていた。

 選抜大会への東北地区からの一般枠は2校。「準決勝が大一番」と理解していた選手たちの意見は一致した。「準決勝は谷木でいきたい」。右腕は期待に応え、日大山形を完封した。

 決勝は想定内の結果だったという。平塚監督は選手の健康管理に理解を示しつつ、「公立校で力のある投手を2人育てるのは難しい」と吐露した。

 一方、九州大会で初優勝した大崎(長崎)は公立校ながら選手層は厚かった。決勝では、準決勝までの全3試合を完投して計405球を投げていたエース右腕の坂本安司(2年)を温存。左腕の勝本晴彦(1年)が福岡大大濠打線を1失点に抑え、人口約5千人の島にある学校の快進撃を結実させた。

 全体的には好左腕が光った。北海(北海道)の木村大成(2年)は低めへの制球が抜群で準決勝、決勝と連続完封。東京を制した東海大菅生の本田峻也(2年)はスライダーの曲がりが鋭かった。

 智弁学園(奈良)の西村王雅(おうが)(2年)は内角を突く投球が持ち味で、決勝の大阪桐蔭戦は3失点完投。明徳義塾(高知)の代木大和(2年)は制球重視で、県大会を含めた8試合中7試合で完投した。

 長打力で関東王者になったのが健大高崎(群馬)だ。関東大会4試合で計51安打8本塁打、32得点。バットを上から出すのではなく、「ボールのライン(軌道)に乗せて平行にスイング」が共通のテーマで、準決勝の専大松戸(千葉)戦は5人の打者がアーチをかけた。

 かつては「機動破壊」と走力を看板に掲げたが、近年は打撃に力を入れる。主将で4番の小沢周平(2年)は「足だけでは限界がある。春に向けてもっと打力を磨きたい」と力強かった。(山口裕起)

 ■各地区の秋季大会の上位校(左から優勝、準優勝、4強)

北海道① 北海 旭川実 知内、武修館

東北② 仙台育英(宮城) 柴田(宮城) 花巻東(岩手)、日大山形

関東④ 健大高崎(群馬) 常総学院(茨城) 専大松戸(千葉)、東海大甲府(山梨)

8強:国学院栃木、木更津総合(千葉)、鎌倉学園(神奈川)、東海大相模(神奈川)

東京① 東海大菅生 日大三 関東第一、二松学舎大付

北信越② 敦賀気比(福井) 上田西(長野) 関根学園(新潟)、星稜(石川)

東海② 中京大中京(愛知) 県岐阜商 三重、岐阜第一

近畿⑥ 智弁学園(奈良) 大阪桐蔭 市和歌山、京都国際

8強:龍谷大平安(京都)、天理(奈良)、智弁和歌山、神戸国際大付(兵庫)

中国② 広島新庄 下関国際(山口) 鳥取城北、米子東(鳥取)

四国② 明徳義塾(高知) 聖カタリナ(愛媛) 鳴門(徳島)、小松(愛媛)

九州④ 大崎(長崎) 福岡大大濠 明豊(大分)、宮崎商

※来春の選抜大会は出場32校。丸数字は出場枠。関東・東京、中国・四国からはそれぞれ、さらに1校を選ぶ。21世紀枠は3校。

明治神宮大会が中止になり、優勝校の地区に与えられていた「神宮大会枠」に代わる1枠の選出方法は現時点で未定。

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