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主将もエースも1年生…若いチームが中国準V 選抜有力

2020年11月2日08時00分

 1年生だらけのチームが躍動した。高校野球の秋季中国大会決勝が1日、島根県立浜山球場であり、1年生主体の下関国際(山口2位)は広島新庄(広島1位)に2―3で競り負けて準優勝だったが、来春の選抜大会出場を有力にした。

 2018年夏の甲子園で8強入りした下関国際。今秋は部員41人中31人が1年生が占める。ベンチ入り18人のうち、1年生が14人、2年生は4人しかいない。

 先発メンバーには準決勝で先頭打者本塁打を放った1番・賀谷勇斗ら6人の1年生が名を連ねる。そして、彼らをまとめる主将も1年生の山下世虎(せとら)だ。

 「主将は一つのポジションだと思っている。学年の枠にとらわれず、全体を考えた時に彼に資質があると思った」と坂原秀尚監督。2年生捕手の守優雅(もりまさみ)には4番も任せており、これ以上の負担は試合に影響すると考えた。

 そこで、監督は寮の食事や洗濯などで率先してチームメートを引っ張っていた山下に目をつけた。

 山下は「びっくりした。最初は気まずかったけど、勝つために自分が言っていかないと」と話す。背番号「4」をつけているが、県大会からここまで代打や守備固めなど出場は全て途中からだ。

 試合中盤までは三塁コーチとして打者や走者に積極的に声をかけ、大きくジェスチャーする。「練習でも上級生に強く出ることもあるけど、チームが勝つための自分の役割なので」。そんな山下の背中を見て、2年生も刺激を受けた。

 守は、1年生が主将を務めることについて「最初はふがいないと思った。でも主将じゃなくてもみんなで引っ張っていけばいい」と考えるようになったという。準決勝で好投した左腕・古賀康誠やこの日先発した松尾勇汰、2番手で背番号「1」の仲井慎は1年生。若い投手陣をもり立てようと、守は走者を出すたびにこまめにマウンドに歩み寄り、間を取った。

 県大会決勝では4失策するなど守備の乱れも多く、坂原監督は「若さゆえでしょう。練習でできても試合になかなか結びつかなかった。時間も足りなかった」と振り返る。それが中国大会では4試合で2失策。選手たちは夜間も毎日ノックを受け続け、徐々に自信をつけてきた。

 主将の山下は「自分たちはまだ体が細い。この冬、しっかり体作りをしたい」。一冬越して、選抜でどんな姿を見せてくれるか。さらに夏には――。若いチームの伸びしろは、計り知れない。(大坂尚子)

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