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神村学園3季ぶりV、樟南及ばず 九州地区高野県大会 

2020年10月13日09時00分

 第147回九州地区高校野球県大会の決勝が11日、鹿児島市の平和リース球場であった。今夏の県独自大会を制した神村学園が、サヨナラ勝ちで樟南を破り、3季ぶり14回目の優勝を飾った。両校は来春の選抜大会出場を目指し、31日から長崎県である九州大会に挑む。11日は、新型コロナウイルスの影響で九州大会を辞退する学校が出た場合の補欠校を決める3位決定戦もあり、鹿児島城西が鹿屋中央にコールド勝ちした。

     ◇

 「粘れ、粘れ」。11日の決勝で、神村学園の小田大介監督はこの言葉を幾度となく繰り返した。樟南のエース西田恒河君(2年)は大会屈指の好投手。それでも粘り強く球に食らいつけば、甘い球を投じることもあるはずだ。三振だけはするな。口を酸っぱくして、選手たちに言い聞かせた。

 序盤は思い通りの展開だった。初回、3番打者の前薗奎斗君(2年)の2点本塁打で先制し、二、三回も加点。2番手で登板した投手の内堀遼汰君(1年)が四回に3連続長短打を浴びて2点を失ったが、五回の攻撃で取り戻した。

 七回を終え、6―2。だが、樟南もこのままでは終われない。今夏の県独自大会・準決勝で、神村学園にコールド負けを喫した悔しさがあるからだ。

 4点を追う八回、今井玲緒君(2年)の二塁打を含む4安打で2得点。九回には、代打の森川恭史君(1年)が四球で出塁し、続く川辺彼方君(2年)の中越え二塁打などで同点に。流れは樟南へ傾いたように見えた。

 その裏、神村学園の攻撃。「粘れ」。小田監督は再び、この言葉で鼓舞した。1死一塁となり、打席には前薗君。「自分のスイングを心がけよう」。直球を振り抜くと、打球は右越えの二塁打に。相手守備の乱れに乗じ、一塁走者の宝永陸翔君(2年)が頭から本塁に滑り込み、サヨナラ勝ちを決めた。

 「僕たちはまだまだ弱い。守備にもたくさんの課題がある」。試合後、前薗君は話した。独自大会を制したのは、控えを含めた全員が3年生のチーム。コロナ禍で今夏の選手権大会が中止となり、甲子園の夢を断たれた彼らの希望に小田監督が応えた形だったが、1、2年生にとっては実戦の場が少なくなる結果になっていた。「一戦一戦強くなろう」。それが新チームの合言葉という。

 主将の長谷杏樹君(2年)は前を向き、こう話した。「自分たちの目標は県大会で優勝することだけじゃない。九州大会でも一戦一戦勝ち抜いて、3年生がかなえられなかった甲子園の夢をつかみたい」(三沢敦)

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