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「糸井2世」大学屈指の強打者 無名からプロ注目に成長

2020年9月13日13時00分

 近大の佐藤輝明内野手(4年、仁川学院)は、今秋のプロ野球ドラフト会議で上位指名が予想されている。身長187センチ、体重94キロの堂々たる体格で、阪神で活躍する大学の先輩にちなみ「糸井2世」と呼ばれる。大学2年の時には日本代表に選ばれ、関西学生野球の秋季リーグで最優秀選手にも輝いた左の強打者だが、高校時代は全く無名の選手だった。

 12日の秋季リーグ関学大戦。1点を追う九回1死で迎えた4打席目、バックスクリーンに同点のソロ本塁打をたたき込んだ。延長十回タイブレークの末、チームは勝利。「いいところで打ててよかった。(今後も)一打席一打席集中してやっていきたい」と力を込めた。

 兵庫県西宮市出身。小学1年で野球を始め、「家から近い」という理由だけで甲子園出場経験のない仁川学院に進学した。サッカー部に入部するか迷うほど野球に意欲がなかったという。

 野球に対する意識が変わったのは、高校2年で新チームになってから。チームメートの誘いでトレーニングジムに通い出した。体つきが変わるにつれ、打力も走力も上がり、肩も強くなった。高校通算20本塁打のうち、ほとんどがトレーニングを経た3年の春夏に放ったものだ。「打てるようになったので、野球も楽しくなった」

 だが、甲子園に憧れを抱いたことはなかったという。「大リーグが好きだったので『打ちたい、勝ちたい』という気持ちはあったが、甲子園に行きたいとは全く思わなかった」。高校3年の夏は兵庫大会1回戦で、明石清水に1―11の五回コールドで敗れた。

 そんな佐藤に目を向けたのが、近大の田中秀昌監督。知人の紹介で、佐藤のスイングを見て「これは違うな」と感じたという。近大はリーグ最多の優勝回数を誇る強豪。佐藤は「まさか関西の名門大学に声をかけてもらえるとは思っていなかった」。

 甲子園経験者が多くいる中で、入学直後から頭角を現した。12日現在でリーグ通算本塁打は12本で、現行リーグになってから近大の先輩、二岡智宏(現巨人3軍監督)が記録した最多の13本塁打まであと1本に迫る。フリー打撃などの練習はフェンス越えを連発し、グラウンド下の民家に危険が及ぶため、山中に2面あるうち高い位置にあるグラウンドでしか行わないようになった。

 田中監督は「ドラフト1位でプロに入って、子どもたちに夢を与えるような選手になってほしい」と期待する。佐藤は「昔から自分に自信があり、『俺なら(プロに)なれるぞ』と思っていた。ドラフトのことはそんなに気にせず、今はリーグ戦で打って勝つということに集中したい」。今後の活躍から目が離せない。(佐藤祐生)

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