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愛知)コロナ禍の球児、大人が応援

2020年9月6日09時00分

 新型コロナウイルスの影響を受け、独自大会が開かれた今夏の高校野球。元球児たちも、さまざまな形で現役部員を後押しした。

 地域スポーツ誌「スタンダード愛知」が、今夏の愛知独自大会をまとめた特別編集号「俺たちの、証’20」を出した。全181試合の記録や、寸評などを掲載している。

 同誌の編集長は、大府高校野球部OBの森川誠さん(65)。高校3年生だった1973年夏に愛知大会の決勝まで進出した。「高校最後の試合は忘れられないですよ。昨日のことのように覚えています」と当時を振り返る。

 それだけに、新型コロナウイルス禍で“最後の夏”を迎えた部員の記録を残すべきだと強く感じていた。例年の夏は県高校野球連盟が各校の背番号20までの選手名を掲載した大会パンフレットを作るが、今年は試合ごとに出場選手や背番号を入れ替えられるようにしたため、パンフレットは作られなかった。そこで、7月号で選手名鑑を作成。「俺たちの、夏’20」と題し、全3年生を中心に名前と写真、監督と主将の抱負を掲載した。

 この企画を始めた頃は夏の甲子園中止が発表された後でもあり、掲載拒否もあったそうだ。「100校以下の掲載になるなら、意味がないかな」と考えた時期もあったが、最終的には大会に参加できなかった学校も含めて188校が7月号に集った。

 73年夏の愛知決勝の相手は東邦で、のちにプロ野球・巨人で活躍した山倉和博さんが捕手だった。森川さんは1番・遊撃手で2安打。「あと一歩で甲子園を逃したけれど、いま考えると試合がやれただけ幸せだったんだなと思う。だからこそ、名鑑を作るなら、全チームをやろうと思った」。全校の掲載案を掲げたときは、「みんな目が点になっていた。『本当にやるの?』って」と言う。

 そんなスタートから、7月号と9月号の2冊でこの夏を表した。「このメンバーでコロナ禍の中で大会を迎え、そして、そこで戦ったんだという印になれば」と森川さん。選手たちに対し、「甲子園はなかったけれど、決勝まで戦えて本当に良かった。最後まで仲間と一緒に戦えたことが、未来の糧になればと思う」と話した。(上山浩也)

     ◇

 今夏の愛知独自大会を制した中京大中京で3日、3年生部員に「甲子園の土」が配られた。プロ野球・阪神の選手たちが聖地の土を集め、全国の高校3年生の野球部員へと贈った土入りのキーホルダーだ。

 今春の選抜大会に出場するはずだったチームは8月に「甲子園交流試合」に出場したが、試合後はベンチの消毒作業などがあったため選手は土を集められなかった。土は阪神園芸が用意してチームに渡しているが、部員への配布はまだで、今回のキーホルダーが最初に手にした甲子園の土になった。

 「みんなが応援しているという思いが球児に届いてほしい」と阪神の矢野燿大監督が6月に語っていた「土」で、中京大中京の今村陽一部長は「多くの人たちの思いを心のどこかに持ち、次のステージでも頑張って」と部員に手渡した。印出太一主将は「これを作るのにも多くの人が動いてくれた。色んな人の支えがあってここまできたので、今後、この経験を生かしていきたい」と話した。

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