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埼玉)異例の夏 多様な戦い 挑んだ球児

2020年8月25日09時00分

 全国選手権大会の中止に伴って行われた県独自の夏季埼玉県高校野球大会は、狭山ケ丘(西部地区)が県トーナメントを制し、幕を閉じた。新型コロナウイルスの感染防止に重点を置いた大会は、原則無観客、7イニング制で行われるなど異例だった。頂点に立っても甲子園出場がない戦いにどう挑んだのか、振り返った。

 9イニング制が通常の高校野球にあって、全国各地で行われた独自大会の中でも、数少ない7イニング制を採り入れた。

 「最初から打って打ってというのが自分たちのやり方」。準優勝した昌平(東部地区)の千田泰智主将は、上位打線から始まる序盤に主導権を握ろうとしたという。先制点がこれまで以上に勝敗を左右するという認識は、多くのチームで共通していた。

 一方、好投手や好打者がそろう強豪校対決では延長にもつれ込むケースも。

 県準決勝の昌平と浦和学院(南部地区)の対戦などは接戦となり、延長八回以降のタイブレークに。南部地区準決勝で、延長九回タイブレークの末に浦和実に敗れた埼玉栄のエース、内田了介選手は「(接戦の)経験が選手としての次のステージに生きる」と振り返る。

 試合ごとに20人のベンチ入りメンバーを入れ替えることができるのも例年の夏の大会とは異なった。

 狭山ケ丘は「思い出作りとして試合に臨むのは選手に対して失礼」(平沢智太郎監督)として、2人の2年生野手を先発メンバーに入れ、走攻守そろえた「ベストチーム」で挑んだ。

 昨秋関東8強の西武台(南部地区)は当時の主力の下級生を入れずに3年生だけで出場。地区3回戦で敗れたが、エースの増田優真君は「3年生のための大会。自分たちだけで戦いたかった」と言う。

 甲子園常連の花咲徳栄(東部地区)、浦和学院など3年生部員が多い学校でも、3年生の出場機会をできるだけ増やそうとメンバーを入れ替えた。花咲徳栄の井上朋也主将は「自分たちの3年間の集大成の場にしたかった」と話す。

 「特別な夏」だからこそ生まれた多様な戦い方。ただ、勝っても負けても、多くの埼玉球児たちはこう口をそろえていた。「野球ができて幸せだった」(宮脇稜平)

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