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埼玉)高校野球 8月23日

2020年8月24日03時00分

 夏季埼玉県高校野球大会の県トーナメント決勝が23日、メットライフドーム(所沢市)であり、西部地区の狭山ケ丘が5―2で東部地区の昌平を破って優勝した。新型コロナ禍による選手権大会の中止を受け、無観客や7イニング制といった異例の試合形式で行われた県独自大会の頂点に立った。全国で一番最後まで熱戦が繰り広げられた埼玉の夏が終わった。

     ◇

 「全員野球」の狭山ケ丘。その先頭に立ってきた主将の正高(まさたか)奏太君(3年)の見せ場は、いきなりやってきた。

 一回裏、1死三塁。頭にあったのは、部で定めた「徹底事」だった。一つ、球に逆らわずに打つこと――。2球目のスライダーをバットに合わせ右前へ。先制打を決めた。四回の守りでは、遊直をダイビングキャッチ。その裏には2死二、三塁の好機に三塁へ強烈なゴロを打ち、敵失を誘って2点を加え、チームを勢いづかせた。

 好守にバランスがとれたチームで、絶対的な選手はいない。チームメート同士の厳しい声かけで、互いを奮い立たせてきた。

 「それで本気なのか」

 「お前のせいだぞ」

 練習中に飛び交う言葉は、心が砕けそうになるものばかり。チームメートに厳しい姿勢を取り続けることには、正高君にも葛藤はあった。しかし、それに打ち勝つような心の持ちようでなければ、勝利はおぼつかないと信じ、心身ともに鍛えてきた。それは、野球に対して妥協しないという意味でもあった。

 今夏の独自大会は7イニング制のため、単純に比べることはできないが、夏の選手権埼玉大会の最高成績が8強だっただけに、優勝は大躍進だ。正高君は「自分たちの野球を徹底した結果。厳しい練習もあったが、自分についてきてくれた仲間に感謝したい」。特別な夏をこう締めくくった。(宮脇稜平)

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