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石川)甲子園高校野球8月17日

2020年8月18日09時00分

 2020年甲子園高校野球交流試合に出場した日本航空石川は、16日に鶴岡東(山形)と対戦し、3―5で敗れた。終盤まで1点を争う激しい接戦を展開。大舞台で迎えたこの夏最後の試合にふさわしい一戦だった。

     ◇

 ◎…三遊間を抜けると思われた打球に日本航空石川の天羽(あもう)柊人(3年)が飛びついた。三回、無死一、三塁のピンチ。天羽は立ち上がるやいなや、迷わず本塁に送球し、アウトにした。

 実家のある兵庫県から山梨県内の高校に入学するも、なじめずに実家に戻って引きこもった。そんな時、主将の井口太陽(同)やエース嘉手苅浩太(同)ら、中学時代の地元のライバルに相談。転校を決め、今のチームに来た。手をさしのべてくれた仲間との甲子園。好守でチームをもり立てた。

 だが、この日、先発した嘉手苅がリズムに乗れない。140キロ台の直球にツーシームを織り交ぜる投球も、要所で打たれた。天羽の好守の後、2死満塁から相手に中前に運ばれ、2人が生還。五回には暴投で勝ち越し点を与えた。

 ◎…日本航空石川にとって想定外だったのは、相手の先発がエース太田陽都(同)ではなく、阿部駿介(同)だったことだ。左横手投げで、時折上から投げる変則フォーム。対策は練っていなかった。ただ、それでも初回、中村京史(同)が安打を放ち、小川純明(同)と毛利水樹(同)の適時打で2得点。二回には相手の失策で1点を加え、なお無死二、三塁の好機を作った。

 ここで加点できれば、チームは波に乗れたはずだった。だが「(阿部が)アウトコースに変化球をしっかり決めてきた」と中村。タイミングが合わず、1本が出なかった。勝敗を分けたのは、この二回の攻撃だったと、中村隆監督(36)は振り返った。

 六回には、2死二塁の場面で、田中颯希(3年)の左前安打から、二塁走者が本塁を狙うも、好返球でアウトにされた。打線はその後、鶴岡東の堅守にも阻まれ、攻めあぐねた。そんな中、六回から継投し、テンポ良く投げていた田中だったが、八回に連続二塁打を浴び、さらに1点を失った。

 ◎…このまま試合が終わるかと思われた九回。チームは粘りを見せた。2死になった後、2連続四球と失策で満塁に。「終わらせたくない」。サヨナラの好機に立った中村が、八回から継投したエース太田に、ファウルで食い下がる。

 張り詰めた緊張感の中での8球目。低めのフォークボールに食らいつくと、打球は一、二塁間に飛んだ。だが、二塁手が飛びつき、一塁に送球。判定はアウト――。

 この夏、最後を勝利で飾ることはできなかった。それでも甲子園で野球ができたことは選手にとって大きな経験だった。試合後、嘉手苅は言った。「あこがれの場所でプレーでき、自信になった」(三井新)

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