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失明しかけた球児、甲子園で活躍 仲間からのサングラス

2020年8月17日18時24分

 (17日、甲子園交流試合 尽誠学園8-1智弁和歌山)

 甲子園高校野球交流試合で、17日の第2試合に出た智弁和歌山の二塁手、綾原創太君(3年)はこの日、いつものサングラスを着けてプレーした。仲間がカンパしてくれたものだ。

 昨秋の近畿大会で、右目付近に打球を受けた。目や鼻など5カ所の骨折。一時は失明の危機に陥った。

 手術して視力は回復し、昨年12月には練習に復帰できるまでになった。ただ、目に入ってくる光の量の調節が難しくなっていた。後遺症だった。

 練習に復帰したとき、中谷仁監督から「これはみんなから。大事にしろよ」とプレゼントを渡された。スポーツブランドのサングラス。綾原君が練習に出られない間、3年生全員が1人1千円ずつ出して、買ってくれていたものだった。

 それ以降いつも、そのサングラスを着けて白球を追った。打球を受けて救急搬送された後、仲間たちがベンチで「創太の分までやるぞ」と言っていたと聞いた。「目を理由に結果を出さないのはださい」と思った。気持ちを練習に向けた。

 打球への恐怖心を乗り越えた。今夏の和歌山県の独自大会では、二塁手として全試合スタメン出場した。

 迎えたこの日の甲子園。四球を選び、先制のホームを踏み、二塁打も打った。

 試合には敗れたが、綾原君は笑顔で言った。「本当に良いメンバーと野球ができた。今日の経験を今後の野球人生につなげたい。サングラスはこれからも大切に使いたい」。その顔には、サングラスの日焼け跡がくっきり付いていた。(滝沢貴大)

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