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星稜選手と重ねたLINE 先輩に習った「意見を聞く」

2020年8月16日11時52分

 (15日、甲子園独自大会 履正社10-1星稜)

 「池田まで回そう!」

 ベンチから声が上がった。9番打者の岩崎峻典(しゅんすけ)君(3年)が死球を受け、九回表2死満塁で1番の池田凜君(3年)が打席に入った。5球目の直球をたたいたが「力が入りすぎた」。

 内野ゴロで、一塁に頭から滑り込んだがアウト。大差のリードでも執念を見せた。「自分たちのやってきた野球を最後まで出し切ろうと思っていた」

 昨夏の優勝メンバーだった井上広大(こうた)選手(現・阪神)らの取り組みを間近で学んだ。「いい選手は他校の選手の意見を取り入れている」。先輩に習い、他の選手の感覚や考え方を取り入れようと考えた。

 昨秋の国体で遠征した際、練習試合などで何度も見掛けていた星稜の内山壮真(そうま)君(3年)や知田爽汰(ちだそうた)君(3年)を見つけ、声をかけた。連絡先を交換した。

 LINEでやりとりを重ねた。守備のこと、打撃のこと。「自分がだめだなと思う時も、乗り越えるきっかけをくれた」。そして高校最後の夏、互いに「対戦したいな」と話していたことが甲子園で実現した。

 池田君は昨夏の決勝・星稜戦にも出場している。「勝って終わりたいという気持ちが一層高まった」

 大阪府大会では2本の本塁打を放つなど好調だった。「自分の結果を出したい気持ちもあったが、やっぱりチームが1番」。この日は一回、先頭打者としてチーム初安打。先制のホームを踏んだ。

 ただ、その後は無安打に終わり、「チームの役には立てなかった」と悔いも残った。

 大学に進み野球を続ける。高校野球で身に付けた課題との向き合い方はこれからも生かしていくつもりだ。「全ての面で隙がないと思われる選手になりたい」。さらなる成長を目指して、挑戦は続く。(浅沼愛)

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