スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

山梨)高校野球 8月13日

2020年8月14日03時00分

 「2020年夏季山梨県高校野球大会」の決勝が13日、山日YBS球場であり、東海大甲府が山梨学院を破り、優勝した。新型コロナウイルスの感染拡大で全国高校野球選手権大会と地方大会が中止になり、県高校野球連盟が独自に開いた大会。選手権山梨大会を合わせると、夏の大会での東海大甲府の優勝は5年ぶりとなった。表彰式では県高野連の高野修会長から両校に表彰状と盾、メダルが贈られた。敗れた山梨学院は17日、甲子園での高校野球交流試合に臨み、白樺学園(北海道)と対戦する。

     ◇

 徹底マークだった。東海大甲府の四番、渡部海夢選手(3年)は内角を厳しく攻められ、2打席連続で死球。それでも冷静だった。

 4―4で迎えた七回。走者なしで左打席に入った。2球目。真ん中寄りの直球を完璧にとらえた。右手にバットを持ち、打球を目で追う。確信したように一塁へ向かった。右翼場外へ消える、決勝の勝ち越し本塁打となった。

 「両親にも喜びを伝えようとしたけど、見つけられませんでした」とはにかんだ。三塁側スタンドに、兵庫県宝塚市から駆けつけていたからだ。

 「警戒される中でも、ここ一番で打てるようになった」。村中秀人監督は目を細める。

 昨秋の県大会準々決勝、山梨学院に6―17と大敗した。屈辱だった。

 「山梨学院に夏5連覇はさせない」。冬場の練習では徹底的に走り込み、雪辱へチーム一丸となった。

 しかし、コロナ禍で3月上旬から全体練習はなし。約3カ月間、寮生の部員は実家に帰り、自らも宝塚で過ごした。毎日、体力トレーニングと1日1千スイング以上の素振りを欠かさなかった。

 夏の甲子園も中止になり、「ご飯ものどを通らなかった」。どん底の気持ちを独自大会が救ってくれた。「山梨県で一番になろう」。感謝とともにチーム全員で戦った。

 優勝しても甲子園では戦えない。「悔いのない最高の試合ができた。次はプロをめざし、頑張りたい」と意気込んだ。(田中正一)

関連記事

アクセスランキング

注目動画

一覧へ