東海大甲府、5年ぶり夏V 後半の戦いに自信つける
2020年8月13日17時09分
(13日、山梨独自大会決勝 東海大甲府5―4山梨学院)
東海大甲府が5年ぶりに山梨の夏を制した。六回に一度は追いつかれたが、伊達主将は「チームは冷静だった」という。後半の戦いに自信があったからだ。
昨秋の県大会準々決勝。山梨学院を相手に九回に12点をとられ、6―17の大敗。反省を胸に、冬の練習では疲れの出る後半にこそ一つ一つのプレーに集中するという習慣をつけた。「後半にこそ」は、新型コロナウイルスの影響で約3カ月間、個人練習に励んだときも一緒だった。
七回、4番渡部の場外への特大のソロ本塁打で勝ち越し。七回から救援した若山は毎回安打されながら後続を断ち、1点を守り切った。「練習はうそをつかないと思った」と伊達。甲子園に行けずとも、東海大甲府は輝かしい経験を得た。(中小路徹)