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静岡)加藤学園が初めての甲子園で勝利

2020年8月13日09時00分

 「2020甲子園高校野球交流試合」は12日、阪神甲子園球場で2試合があり、加藤学園が鹿児島城西(鹿児島)に3―1で勝った。初めての甲子園で、好機を確実に生かし、息詰まる投手戦を制した。

     ◇

 九回表、2死一、三塁。1点を返されて2点差となり、一発が出れば逆転のピンチに加藤学園のベンチやスタンドは緊張感に包まれた。初戦で敗れた県独自の大会では、終盤に逆転されていた。

 周囲の不安をよそに、マウンド上のエース肥沼竣君(3年)に迷いはなかった。「次の打者のことだけ考えて自分の野球を貫こう」。後輩の雨宮快成君(2年)が構えるミットめがけて投げ続けた。

 最後の打者を二ゴロに打ち取ると小さくガッツポーズ。幼い頃からあこがれていた甲子園で、エースの貫禄を見せつけた。「素直にうれしいです」。試合後、ホッとした様子で話した。

 県独自の大会では優勝候補とされたことで、気負いがあった。負けた飛龍戦では、七回制の試合で六回2死から3連打を許して失点。逆転を許した。勝利を目前に弱気になり、制球が乱れた。「自分の実力不足」。エースとして誰よりも責任を感じた。

 立ち直るには時間がかかった。練習試合ではなかなか自分の投球を取り戻せなかったが、米山学監督から「投手は打たれるもの、点を取られるもの。もっと肩の力を抜いていこう」と言われ、気持ちを切り替えた。

 「あと一回、甲子園で試合ができる」。それだけをよりどころにチームはこの1カ月間、必死に練習に取り組んだ。「甲子園で勝って、絶対に見返してやる」。勝利に懸ける思いはどのチームよりも強かったつもりだ。

 加藤学園での3年間は、つらいことや悔しいこともたくさん経験した。最後の夏は、新型コロナウイルスに、夢への挑戦権すら奪われた。それでも、ここまでやってきた。

 「最後にいい思いができた。高校野球を続けてきて本当によかった」(和田翔太)

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