中京大中京、復刻ユニホームお披露目 上半身はゆったり
2020年8月12日14時26分
オールドファンには懐かしく、最近高校野球に関心を持った人には新鮮に映ったのではないだろうか。中京大中京のユニホームのことだ。1996年春まで着用していた立ち襟で角張ったアルファベットの胸文字のタイプに昨年から戻し、この交流試合が甲子園での初お披露目となった。
高校球児のユニホームの着こなしにもはやり廃りがあって、今はタイトに着るのが主流だ。振り返れば2009年夏、史上最多7度目の全国制覇を果たした中京大中京は、筋肉の隆起さえわかりそうなユニホームで甲子園を駆けた。この着こなしが一つの端緒になり、伸縮性素材の進化も相まって全国に広がった。
復刻にあたり、高橋監督は年配のOBに聞いたり、昔の写真や映像を見直したりして、どう着るとかっこよく、強そうに見えるか研究したという。「ピタッと着るチームが多いのですが、上半身は少しゆったりめにしました」。懐かしくも新しい中京大中京のユニホームが、また次の流行を生み出すだろうか。(山下弘展)