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「履正社と勝負したかった」 準決勝で終わった独自大会

2020年8月12日13時56分

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、甲子園への切符もない、一般の観客もいない異例の「令和2年大阪府高校野球大会」が幕を閉じた。雨天による日程変更が重なった影響で決勝も行うことができなかったが、球児たちは24日間熱い戦いを繰り広げた。

 参加169チームの中で勝ち上がった2校は、準決勝で勝利した昨夏の全国覇者・履正社と関大北陽。履正社は6試合中4試合でコールド勝ちし、準決勝では、昨秋の近畿大会府予選決勝で敗れた大阪桐蔭に雪辱を果たした。打線は上位から下位まで切れ目がなく、池田、小深田、大西の4本塁打を含む計24本の長打を放った。投手陣も厚みを増し、エース岩崎に加え、今大会が公式戦初登板だった内が9回3分の2を投げて15奪三振と好投。7人の投手で勝ち上がった。

 関大北陽も打線が強力で6試合中5試合で2桁安打。打率5割7分1厘のリードオフマン、坂本壮は準々決勝の興国戦で決勝本塁打を放つなど抜群の勝負強さを発揮した。投げては樽見、坂本雅、小豆野の3人を中心に相手に的を絞らせなかった。だが、準決勝の試合後、選手の一人は「全部勝てたのはうれしい。でも、もう一つ、履正社や大阪桐蔭と勝負して終わりたかった」と残念がった。

 大阪桐蔭も6試合中4試合でコールド勝ち。池田の3本塁打などチーム合計25長打で高い打力を発揮。関戸、申原の2年生投手の活躍が光った。大阪学院大は先発全員安打を2度達成した。今夏限りで退任した椎江監督は「ベスト4まで残るわけがないと思っていた」。選手は昨秋の1回戦負けの悔しさをバネに急成長を遂げた。

 公立勢は香里丘と信太が粘り強く戦い、8強入りした。香里丘は5回戦で明星と対戦し、延長十回タイブレークで逆転サヨナラ勝ち。信太も4回戦は港に九回逆転サヨナラ、5回戦で汎愛に延長十回で勝ち越し、勝利を収めるなど接戦をものにした。天王寺も初芝立命館を下すなど躍進し、16強入りした。

 新型コロナの影響で、今夏の第102回全国高校野球選手権大会は中止に。大阪府高野連は感染防止策を定め、夏の独自大会を開催した。スタンドへの入場は部員と3年生の保護者、学校関係者に絞り、大声での応援も制限。ベンチ入りの選手や監督らはマスクを着け、試合後はベンチ内を消毒した。登録選手は例年より10人多い30人。今年は春季大会も中止となっており、「3年生のために開かれたような大会だから」と、3年生を優先して出場させたチームも少なくなかった。

 それでも、真剣勝負は変わらない。準々決勝で敗れた近大付の藤本監督は、嗚咽(おえつ)しながら球場を去る選手の姿に「最後に泣ける試合ができてよかった。勝負をさせてもらったことに本当に感謝です」と語った。(浅沼愛)

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