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平田の投手、まるでミスターアマ野球 本家もお墨付き

2020年8月11日17時40分

 (11日、甲子園交流試合 創成館4-0平田)

 左打者をどうやって抑えるか。右投手はみんな苦心する。甲子園交流試合、2日目の第2試合。創成館(長崎)と対戦した平田の右腕、古川雅也(3年)は、丹念に左打者の内角を突いていた。ときに、スライダーも交えながら。

 左打者へのスライダーは打者の体に向かっていくように変化するため、少しでもコントロールを誤れば死球になってしまう。といって、死球を恐れて内角へ投げきれないと、甘く入って痛打される。

 創成館の先発メンバーには左打者が7人並んだ。リスクを押して投げたのはなぜ? 捕手の三島毅輔(3年)に聞くと、「左打者からすると、インコースへのスライダーは視界から消えていく軌道なので。打ってもたいてい一塁ゴロになる。でも、今日はファウルで粘られてしまった」。

 スライダーで左打者の内角を突く。そんな投球をしていた名投手が、かつていた。1992年のバルセロナ、96年のアトランタ、00年のシドニーと五輪に3大会連続で出場した「ミスターアマ野球」こと、杉浦正則さん(52)だ。当時世界最強と言われたキューバにだけ投げていたのが、内角スライダーだった。

 以前、野球五輪代表の奮闘を振り返る「打倒キューバ」という連載の取材で、杉浦さんは明かしてくれた。「左打者の内角高めにスライダーを投げるんです。あそこ、バット出てこないですもん。国内ではそこまで使っていないと思います」

 平然と言う杉浦さんに、死球になってしまうかもと考えなかったのですか、と聞くと、「死球を当てるのは投げ損ないですから。自分が悪いんです」。またも平然と答えた。

 杉浦さんはこの日、NHKのテレビ中継で、創成館―平田の解説を担当していた。「左打者をどうやって抑えるのかな、と見ていたんですけど。インコースをちゃんと攻めていましたね。あれ、逃げると打たれるんですよ。競り合いになったのも、ちゃんとインコースに投げきっていたからだと思います」。攻め抜いた平田バッテリーをたたえた。(山下弘展)

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