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平田のお兄ちゃん、雄姿見せた 園児に気付かされた原点

2020年8月11日17時21分

 (11日、甲子園交流試合 創成館4-0平田)

 4点差で負けていても平田ベンチから元気な声は途切れない。テーマは「楽しむ」。九回2死、4番古川が左前安打。みんなガッツポーズで盛り上がった。

 相手の創成館は近年の甲子園でおなじみの強豪校。だが、古川は「不安より楽しみの方が強かった」。120キロ台後半と速くない直球でも、臆せず打者の胸元をついた。速くないからこそ、「それをやらないと抑えられない」。序盤は見事にバットを詰まらせた。

 「楽しむ」は一朝一夕で身についたマインドではない。

 2年前から冬場に月2回ほど、地元の出雲市を中心に保育園や幼稚園を回り、野球の普及活動をしている。「最初はなかなか心を開いてくれなかった」とは「普及班」の班長を務める中堅手の坂田。新聞紙を丸めたバットや軟らかいボールを使い、「園児の目線に合わせることで少しずつ、笑ってくれるようになった」。

 その笑顔が「野球を楽しむ」という原点を選手たちに思い出させてくれた。

 21世紀枠出場が決まってから、普及活動で訪れた幼稚園には、園児たちからのメッセージ入りの横断幕が掲げられた。選手それぞれが「お兄ちゃんのかっこいい姿を見てね」と伝えて、島根を出発してきた。

 本塁は遠かった。古川も最後はつかまった。それでも、九回の古川の安打に主将の保科は「最後まで粘り強く。平田らしい雰囲気に満ちていました」。バックも無失策の堅守。夢の舞台を駆け回った「お兄ちゃん」たちは、間違いなくかっこよかった。(山口史朗)

     ◇

 平田の2年生、清水は「暑さにやられた」。右翼の守備に自信はあるが、八回の本塁返球時に足がつるなど本領を発揮できなかった。二回の打席では「頭が真っ白」でバントのサインを見逃した。その後、チーム初の安打で挽回(ばんかい)したが「体作りがまだまだ」。大きくなって来年も甲子園に戻ってくる、と誓った。

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