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宮城)高校野球 8月10日

2020年8月11日03時00分

 東北地区高校野球大会は2日目となる10日、宮城県石巻市の石巻市民球場で2試合があった。前日の1回戦が雨で順延となった仙台育英(宮城)は一関学院(岩手)に3―2で競り勝った。聖光学院(福島)は鶴岡東(山形)に2―1でサヨナラ勝ちし、決勝進出を決めた。

     ◇

 打席に立つ仙台育英の佐々木涼君(3年)が、小さく息を吐いた後の3球目だった。内角の甘いスライダーに体がうまく反応した。

 初回の失点を取り戻せず試合は七回2死一、二塁。「ここで一本出さないと負ける」。緊張のまま入った打席だった。

 反応したバットでそのまま引っ張った。感触はいい。「入れ!」。右方向に飛ぶ鋭いライナーを見ながら心でさけんだ。白球は右翼線ぎりぎりに弾み、逆転の適時二塁打になった。

 中学時代に世代別の日本代表に選ばれた実績がある。強打に俊足。期待は大きかった。

 昨秋の東北大会決勝は代打で本塁打を放つなど少ない好機をものにしたが、先発メンバーに定着できずにいた。

 今冬、三振した自分にいら立ち、思わずバットを地面にたたきつけた。須江航監督に面談で「心がまだ弱い」と諭され、涙を流して後悔した。3月の選抜大会用に与えられた背番号は15だった。

 結果に一喜一憂しないプレーを心がけるようになった。新型コロナで練習が中止になっても毎日、父茂春さんと公園で打撃練習を繰り返した。

 6月の部活再開後、成長ぶりを須江監督に認めてもらった。独自大会では全試合で「3番センター」を任された。1本塁打にチームトップの12打点の好成績。ベストメンバーで臨む今大会でも「チームの要」だ。

 この日はチーム6安打と打線が振るわないなか、逆転打を含む3安打を放った。須江監督は「自信にしてほしい」とさらなる飛躍を期待。試合後、佐々木君は「内容は良くなかった。質にこだわって、想像を超える活躍がしたい」と先を見据えた。(大宮慎次朗)

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