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「俺がばあちゃんを甲子園に」10年後、きっと果たせた

2020年8月10日19時00分

 ■鳥取城北・岡本京太郎選手

(10日、甲子園交流試合 明徳義塾6-5鳥取城北)

 ガラ空きの観客席に、吹奏楽の応援もなかったけど、夢の舞台に変わりはなかった。「自分たちのプレーができた。甲子園は楽しくて、時間が過ぎるのが一瞬だった」

 小学2年の時、祖母と一緒に夏の甲子園に来た。外野席から見た光景と何げない会話を覚えている。「あんたもここでプレーできたらいいね」「俺がばあちゃんを甲子園に連れて行くから」

 大阪の実家から祖母の家は道を挟んですぐだった。両親が共働きだったため、小学校から帰ると毎日のように祖母の家へ。一緒に料理をしたり、テレビを見たり。少年野球の試合には、スポーツドリンクやお手製の漬けものを持って駆けつけて「京ちゃん頑張って」と声を張り上げてくれた。

 一緒に甲子園に行った約2年後、祖母は大腸がんで他界した。68歳だった。亡くなる約1カ月前、病室のベッドで真っ暗なテレビに向かって「今から京ちゃんが投げるから、録画しといて」とつぶやいていた。最後の会話は「甲子園、一緒に見に行ったなあ」「大きくなったら絶対連れて行くから、頑張って生きてや」だった。

 鳥取城北に進学し、厳しい練習や寮生活に耐えて、出場が決まった甲子園。コロナ禍で形は変わったが、大きくて、独特の雰囲気は10年前と同じだった。一回に犠打を決め、先取点に一役買った。

 スタンドに祖母の姿はない。でも、約束は果たせたと思う。「ずっと笑っていたんじゃないかな。『よく頑張った』と褒めてくれると思う」(佐藤祐生)

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