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愛媛)高校野球 8月9日

2020年8月10日03時00分

 愛媛県高校夏季野球大会は9日、松山市の坊っちゃんスタジアムで決勝があり、松山聖陵が13―5で宇和島東を破って優勝した。2度にわたってビッグイニングを作り、1年前の愛媛大会決勝で敗れた相手を圧倒。今夏の愛媛チャンピオンに輝いた。

 松山聖陵は三回、2死球を足がかりに無死満塁とし、重松が右翼線へ三塁打を放って3点を先制。この回計5得点で、優位に立った。四回には藤本の適時打で2点を追加。五回も2死から死球と内野安打で好機を作ると、重松、藤本の適時打などで5点を追加し、試合を決めた。

 宇和島東は10点を追う七回、1死満塁から舩田、川島が連続適時打。3点を返したが、リリーフした松山聖陵・平安山(へんざん)の140キロを超す速球とキレのある変化球の前に7者連続三振。完璧に抑え込まれ、追い上げはならなかった。

 閉会式で、両チームに盾とメダルが贈られ、優勝した松山聖陵には知事賞も贈られた。県高野連の忽那浩会長は「決して諦めない全力プレーを見ることができた。やり切った夏の経験を生かし、これからも力強く生き抜いてほしい」と選手たちをたたえた。

     ◇

 8日の準決勝で勝利した後、松山聖陵の岸田明翔(あきと)主将(3年)は言った。「やり返すのに、最高の舞台ができた」。決勝の相手は宇和島東。昨夏の愛媛大会決勝で敗れた相手だ。

 昨夏の決勝、九回裏1死一塁。同じく2年生だった宇和島東・舩田清志君に併殺に打ち取られた。試合終了。最後の打者になった。ダイヤモンドを行進する宇和島東の選手を横目に、誓った。「来年は絶対に優勝できるチームにする」

 バッテリーを組むエース、平安山陽君(3年)も同じ思いだった。「去年の夏が終わって、一から頑張ってきた。悔しさを晴らしたい」

 今年の夏。甲子園が中止になり、部員から「厳しい練習をやる意味あるんか」と投げかけられた。けれど、主将として、「最後までやり切って優勝する」との思いは変わらなかった。

 迎えた決勝。スタンドからは「倍返しだ」と声が飛ぶ。八回表2死満塁で岸田君に打順が回った。マウンドの舩田君の顔を見ると、バットを握る手に力が入った。「絶対にやり返す」。初球を振り抜き左前打に。13点目を挙げた。七回途中から登板した平安山君は7連続三振で試合を締めた。

 昨夏4点差で敗れた相手に、8点差で勝利。まさに「倍返し」だった。

 「ついてきてくれた仲間、応援してくれた人に、恩返しができた」。優勝を決めた瞬間、マウンド上の平安山君に真っ先に駆け寄り、喜びを爆発させた。(照井琢見)

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