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岡山)高校野球 8月9日

2020年8月10日03時00分

 夏季県高校野球大会(県高野連主催、朝日新聞社など後援)は第9日の9日、マスカットスタジアムで準決勝があり、倉敷商と創志学園が勝ち進んだ。両校とも中盤までは苦しい展開となったが、最後に底力をみせた。県の頂点をかけた決勝は10日午前10時から同スタジアムである。

 岡山理大付で4番に座る梶川航之介君(3年)のトレードマークは「五厘刈り」。今は気にいっているこの頭は昨秋から。重圧を乗り越え、高校生活で心身ともに成長した証しだ。

 長打力を買われ中軸に抜擢(ばってき)された1年秋以降、公式戦で15打席続けヒットが出なかった。「打たないと」。焦りは募るばかり。だが、念じれば念じるほど体は動かなくなった。それでも、早川宜広監督(53)は梶川君を変えようとはしなかった。

 2年になった昨春、体に異変が起きた。左後頭部に500円玉ほどの脱毛ができた。以降、入浴の度に体毛が抜けていく。4番に座った昨夏、重圧はピークに達し、鏡を見ると髪や眉毛のない「見たことのない自分」がいた。野球に集中するどころでなくなり、昨秋には「野球を辞めよう」と早川監督に伝えた。

 「お前より苦しんでいる人は何人もいる」。早川監督は梶川君を諭した。父親からは、円形脱毛症を抱えながら活躍したプロ野球選手のようなスタイルを目指せ、とアドバイスされた。

 五厘刈りにしたのはこの直後。すべてさらけ出し、野球に打ち込もう――。精神的に開き直ったことが、プレーに好影響を及ぼした。この日も2安打を放ち倉敷商に食い下がった。

 早川監督は「彼ほど強く振れる打者はいない。成長した」と目を細めた。梶川君は「今後どんな環境でもポジティブにいける気がします」と胸を張った。(中村建太)

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