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大分)豪雨で犠牲、大分商元副主将 甲子園に期待の矢先

2020年8月10日09時00分

 阪神甲子園球場で10日から始まる高校野球交流試合。大分商は開幕試合で花咲徳栄(埼玉)と対戦する。7月の記録的な豪雨で亡くなった大分県由布市挟間町北方の会社員安部善伸さん(45)は、大分商野球部で副主将を務めていた。母校の出場を喜び、後輩の活躍に期待していたという。

 同じ野球部だった同級生によると、安部さんは副主将を務めていた。一塁手で180センチ近い体格をいかし主軸として活躍したという。「誰よりも優しく、明るい性格で、常に安部の周りには人が集まっていた。まさにムードメーカーだった」と振り返る。

 高校卒業後は、大分県内の銀行に就職。軟式野球部に所属し、国体にも出場した。結婚して3人の子どもを持った。約10年前、フェリー会社に転職し、後に関連の物流会社に移った。

 野球が大好きだったが、働きながら続けるのは、肉体的にも精神的にもきつかったようだという。転職後は野球から離れたが、母校野球部の成績には、ずっと一喜一憂していた。

 今春の第92回選抜高校野球大会に出場が決まると子どものようにはしゃぎ、新型コロナウイルスの影響で中止が決まると落ち込んだ。それだけに交流試合が開かれることになり、元気を取り戻していたという。

 大分県内を豪雨が襲った7月7日夜にコインランドリーに出かけたまま自宅に戻らず、家族が8日朝、県警に捜索願を出した。奇(く)しくもその日、交流試合の組み合わせ抽選会があり、大分商が開幕戦に登場することが決まった。安部さんが遺体で見つかったのは1週間後の14日だった。

 同級生は「甲子園に出場する後輩たちには、亡くなった安部の分も、悔いのないよう大暴れしてもらいたい」と語った。安部さんをしのぶ会を開くため、同級生に参加を呼びかけたところ、数十人が賛同したという。今月下旬にも開く予定だ。(倉富竜太)

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