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和歌山)智弁和歌山 厚い選手層 大会顧みて

2020年8月8日09時00分

 新型コロナウイルスの影響で第102回全国高校野球選手権大会が中止となったことを受けて開催された「2020 夏 高校野球和歌山大会」(県高野連主催、日本高野連、朝日新聞社後援)は智弁和歌山の優勝で幕を閉じた。39校の熱戦を振り返る。

 昨夏の選手権和歌山大会ではメンバーをほぼ固定して臨んだ智弁和歌山だが、今大会は大会中にメンバーを変更できたこともあり、試合ごとに大幅に入れ替えた。中谷仁監督は「複数選手が競争しながら試合に出る、登録されている選手全員で戦うのは理想的」。正三塁手争いでは、平田晃将君(3年)が市和歌山戦で逆転の満塁本塁打を放ったかと思えば、次の和歌山高専戦では畑脩平君(3年)が2安打1四球と活躍。捕手では、石平創士君(2年)と宇井治都君(3年)が入れ替わりながら、投手陣を牽引(けんいん)した。

 伝統的に複数投手制を採用しているが、初戦前に中谷監督が「今年は飛び抜けている」と話したように、投手層の厚さも見せつけた。5投手が投げ1失点だった決勝は、それを象徴するような試合だった。

 準優勝の初芝橋本は絶対的エース・森田彩介君(3年)が全試合に登板。準決勝の箕島戦は1失点完投するなど、躍進の原動力になった。打撃陣では、4番・森本恵翔君(3年)ら中軸が要所で機能した。一方、4番でも、状況次第ではバントをさせる卯滝逸夫監督の采配も光った。

 4強の日高は、接戦を勝ち上がった。初戦で3番打者の中野偉心君(2年)が試合中にけがをして、登録を外れたが、代わりに背番号9を背負った新野裕馬君(2年)が高野山戦で3安打3打点と活躍した。

 同じく4強の箕島は総合力の高さを見せた。主将で4番の正捕手・梅本大雅君(3年)を中心にした打線は、準々決勝で桐蔭の好投手・坂口健心君(3年)を打ち崩した。

 少人数で挑んだ学校の活躍も目立った。選手12人で挑んだ新翔、11人で挑んだ有田中央と串本古座はいずれも1勝を挙げた。選手11人の紀北農芸は古豪・田辺に一時6点差をつけられたが、八回に5点を奪い1点差にまで追い上げた。

 原則無観客で、試合間のベンチの消毒など様々な感染防止策が取られて開かれた異例の大会。先に甲子園はなかったが、臨時休校を乗り越え、夏の大会に挑んだ選手たちの熱意がこもった白熱した大会になった。(滝沢貴大)

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