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白血病になった主将、試合前日に退院 先制を導いた出塁

2020年8月7日13時59分

 (6日、神奈川独自大会 相模原弥栄 7 - 2 平塚江南)

 平塚江南の井上颯大(そうた)主将(3年)が初回、先頭打者として打席に立った。主将になった直後の昨年8月に白血病の診断を受けて入退院を繰り返し、直近は5日に退院したばかり。鋭いまなざしで投手を見据えた。

 初球、低めの変化球を見極めた。2球目、直球をフルスイング。バットが空を切った。3球目と4球目はボール。5球目は振ったが球は捕手のグラブに収まりフルカウントになった。

 「絶対に出塁してやる」

 6球目、低めの変化球を見極めて四球を選んだ。ベンチからは「颯大、ナイス選球」「この回行けるぞ」と声が飛んだ。一塁を踏むと、代走の中川空飛選手(2年)と交代した。

 続く笹尾歩選手(3年)の犠打と坂野悠選手(3年)の安打で1死一、三塁。「颯大がつないでくれた、打つしかない」。4番の屋(おく)大海選手(3年)が中前へ運び、先制点をとった。

 その後、井上主将はずっとベンチで試合を見守った。三回裏無死二、三塁のピンチではマウンドに駆け寄り、先発の村松拓馬投手(3年)に「顔がかたくなってるぞ」と声をかけた。村松投手は連続で空振り三振をとるなど、この回を無失点で抑えた。「やっぱり颯大の存在は大きい。気持ちが落ち着きました」と村松投手は振り返った。

 チームは惜しくも敗れたが、井上主将は「一回の攻撃は江南野球そのもの。みんなに感謝の気持ちを伝えられた」と涙ぐんだ。(岩本修弥)

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